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百舌谷さん逆上する 第二巻

百舌谷さん逆上する 2 (2) (アフタヌーンKC)百舌谷さん逆上する 2 (2) (アフタヌーンKC)
(2009/01/23)
篠房 六郎

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ゆーじくんかわいいよゆーじくん

「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」という、他者からの好意に対して攻撃で返してしまう先天的精神病を負ったツンデレ美少女百舌谷さんが巻き起こすドタバタを、執拗で濃密な心理描写とともに描く、ラブコメ(に分類していいのか)。
アフタヌーン連載中。

第二巻は夏休みの章。
前巻に比べハイテンション。
下僕のドM少年・樺島くんを(あくまで善意で)痛めつけたり、ある目論見をもって樺島君の弟ゆーじくんに接触をはかる百舌谷さんの破天荒ぶりが炸裂する。

ハートマン軍曹ばりのしごきをかける百舌谷さんと、それに七転八倒する樺島君の姿は、何故だかよくわからないけども実にさわやかだ。
バックに流れる井上陽水の「少年時代」のせいだけではあるまい。

謎の黒髪ロングのお嬢様風美少女・早川贄子としてスニーキングミッションを繰り広げる場面では、病弱美少年やら腐女子看護婦やら、これまた妙な人物も新登場。

屈指の名シーンは、やはり樺島くんがドMカミングアウトをするところだろう。
「YOU,カミングアウトしちゃいなYO」

ラストの流れからすると、次巻は少しシリアス展開か。
基本的にコメディの中でシリアスをやろうとすると流れが澱むものだが(逆はおk、いいスパイスになる)、この漫画に関してはコメディながらも(いい意味で)もとから陰湿なので、そんな心配はないだろう。

そう言えば、前巻発売時に落丁だのカバーの紙質が違うだのでちょっとした回収騒ぎがあった。
自分の持っている初版第一巻は落丁はないものの、たしかにカバー質は二巻とは違う。
わかりやすいところではデスノートの単行本みたいな、マット地の紙。
作者によれば、この紙質は発色が良くないそうで。
ここは一巻の重版バージョンを愛読用として信者買いすべきところか。

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デビルメイクライ3スペシャルエディション

Jikkaでの封印を解かれ、とうとうOsakaへ召喚されたPS2.
同梱されたソフトはMGSシリーズにANUBISという、なんとも信者乙なものばかりだが、異色もあり。
それは、二年近く前に買ったはいいもののどうにも難しくて積んでしまったStylish!!アクションゲームのデビルメイクライ3スペシャルエディション(カプコン)だ。
モンハンで鍛えた腕で今ならいけるはず、というよくわからない自信のもと、連休(注・たしか1月10日前後)を利用して攻略。

うむ、なかなかいける。
イージーモード(コンボをオートマチックで繋げる設定は切る)なので、ある程度の操作と敵の行動を覚えればかなりかっこ良く主人公・ダンテを闘わせられる。
回避行動の無敵時間がそこまでシビアでもないのも大きいと思う。
様々な剣と銃を切り替え、ケレン味たっぷりのアクションで悪魔を屠る姿は、見ているだけでも飽きないのではないかという華麗っぷり。
勿論、わずかな判断ミスでフルボッコにされかねない緊張感も充分。
攻撃も回避もタイミングいかんで全てが決まるので、「行けるときは行けるが行けないときは行けない」というようなバランスが出来ている。

ミッション開始時またはマップの特定箇所で変更できる、いくつかの戦闘スタイルが存在するのが特徴。回避中心型、剣中心型、銃中心型、防御型が初期選択肢。ほかにも、使用条件が限定的ながらも強力な、時間停止型や分身の術型が途中から追加される。
色々戦い方が試せるのは、飽きが来なくて良いこと。
自分は、安全チキンに戦える回避型や、爆発力の高い剣中心型が好き。
上級者は防御型で、敵の攻撃を見切りブロック→怒りのエネルギーを溜める→怒りの解放で大ダメージ、ってなことが巧みに出来るらしい。自分にはそこまでの見切りの目がありませぬ。

ストーリーは基本は勧善懲悪でわかりやすいものだけれど、そこに兄弟の因縁や主人公の目的意識の成長などの要素も取り込まれていて悪くなかった。
ていうか、偉大な父を持った双子の対立って構図が個人的に大好き。ロムルスとレムスとか。ソリッドとリキッドとか。

クリア後はその敵役・バージル兄貴もプレイヤーキャラとして使用可能。
己の美学のため剣しか用いないという太刀厨だが、遠距離攻撃(真空斬りとか)や間合いを詰める技(居合抜きや瞬間移動)も充実していて、これまた一味違った戦い方が出来て面白い。

かなり面白かった。ついはまって兄貴編までホイホイクリアしてしまった。
では何故これまで積んでいたのだろうか?
もちろん、操作や敵の行動がなかなか掴めなかったせいもあるのだけれど、やはり大きいのは視点回りのストレスではないか。
今回攻略するにあたっても、そこはかなり気になった。
カメラがダンテに寄る乱戦中はそれほどでもないのだけれど、フィールド探索時などの引きの固定カメラは遠近感を掴みにくい場合が多々ある。
昔のバイオをやった人ならこのへんの固定カメラの不自由さはわかるかもしれない。
妙なところでの固定視点切り替えの鬱陶しさとか。

余談
エンディングのスタッフロール場面が面白かった。こういうのもありなんだ。

ちっ!時空の壁か!

宿題がまだまだ予断を許さない状況だというのに、こんなものを書きたがるのがわたくしの凄いところである。
このような心理作用を正当化する言葉として、「背水の陣」という語が存在するのだ。
いや、これはプログラミングの練習の一巻、タイピング訓練なのだ、そうなのだ。
…いつか誰かに本気で怒られそう。

日記タイトルのセリフで、今期アニメを視聴してる人はわかったかもしれないが、京アニの新作「空を見上げる少女の瞳に映る世界」(タイトルうろ覚え)の第一話のお話。
サークルの先輩の話にこの中二心をくすぐるセリフが出てきており、「いろいろとすごい」「学園ものかと思ったらいきなりアレでワロタ」との評判だったので、色んな意味で期待してレッツ視聴。
……。
…。
アバンタイトルでファンタジーものだということはわかる。
OPはさすがによく動く、いきいきしてる、さすが京アニというべきなんだろうなというクオリティ。
んで、本編。
不確かな自己に悩む思春期の少女を描く、普通の学園物語…といった調子で登校シーンが始まったところで、いきなり天上世界の住人と名乗る男があらわれる。
どうやら天上世界は存亡の危機にあり、主人公の少女の助けが必要な様子。
自分についてくるよう手を差し伸べる男。しかし、それを阻むバリア。
「ちっ!時空の壁か!」

そこで腹筋崩壊。わかっていても吹いてしまう。
いいセンスだ。

そのほかにも
・天上世界のある国を支える柱が崩壊するときのBGMがすっごい「君を乗せて」っぽい。自分はピアノやってたくせに壊滅音感の持ち主だから間違ってたらサーセン
・ディズニーっぽい(?)服飾デザインがあまり好みで無い
・説明長いなジジイども。長いのそれ自体はいいけど、説明場面に合わせた舞台立てってのが…。
と、色々イチャモンはあるのだけれど、まぁまだ本当に導入部だし、絵自体の質は高いので次の回も見てみましょうか。


タイトルが混同しがちなのだけど、「宇宙(そら)を駆ける少女」の第二話も視た。
OPで流れるスタッフの面々を見ても、シリーズ構成からキャラデザインから何から、原作ゲームファンに評判のよろしくなかったアイドルマスターゼノグラシアとかなり被っている。
が、二話通してみてもあれよりもさらにダメな印象。
・美少女いっぱい
ここはアイマスと同じなのだけど、次から次へ出てきて印象が定着しない。
・メカいっぱい
宇宙船にしろロボにしろデザインが意味もなくダサい。
ここで言う意味のあるダサさ、というのはいわゆるダサカッコよさのこと。
福山AIは好きだけど。
・場面転換いっぱい
時間も場面も無駄に切り替わりすぎる。
登場人物の無駄なまでの多さと同じことだけれど、どうにも落ち着かない。

そんなわけで、
上から目線で尊大に評すれば「人物も設定も場面も焦点が絞りきれてない」。
下から目線で卑屈に評すれば「俺アタマ悪いからあれもこれも覚えれないわ」。
といったところ。

しかし、こんな文句を垂れまくりつつも恐らく次回も視るのだろう。
ツンデレとかじゃないんだからねっ!
ダメとわかりつつ惰性でアニメを視聴し続けことに掛けてはそこそこ自信がある。
去年で言えばクリスタルブレイズとか、あと屍姫とか。
野原ひろしも居なくなった棒読み姫を二期まで視ている根性については、fenrirさんから賞賛されたばかりだ。

さぁ、勉強の続きするぞコラ!
しっかしインターネットって便利ね。これ無いと危ないところだったよ。
あっても危ないんだけどそれは忘れて置いて。

遊びは今この時点まで!(by後の新世界の神・15歳)

一月中旬この時期といえばセンター試験。
哀れにも三度もアレを受けたわたくしだが、今年は受けなくていい!せいせいするぜ!
と、言いたいところが…。
入学してから出来る限り享楽的に過ごしてきたツケがまわってきている。
「アメリカは武力を輸出しすぎた。ツケがまわってきたんだ。」
教科書のはじめからやらないとちっとも書けそうにない電磁気学のレポート。
中間で平均点の半分を取っちまったプログラミング。
その他、期末やレポートもろもろ。
頭の中でMGSの危険モードの曲が鳴り響く。

そんな感情を込めて、昨日のサークルカラオケで歌った「負け犬たちのレクイエム」。
去年放送されていたアニメ「逆境無頼カイジ」のエンディングテーマだ。

自らのちょっとやばめな状況を間奏時の台詞として混ぜたりしてわりとウケたので、今回の日記では替え歌でも作ろうかと思ったのだけれど、あらためて歌詞を調べてみると、完璧すぎて変えようがない。
そんなわけで今回はもう終了。
僕は勉強するよ!

もう八時かよ。
こんなときにはなぜだか買い物や部屋の片付けがしたくなる。
暇じゃないときほど暇つぶしをしたがる、そんな病気が抜けきらない。
利根川先生や兵藤会長に「説教する価値もない」とか思われそうだぜ。

余談
「負け犬達の~」の歌手は利根川先生の中の人なので、「利根川先生のテーマ」という別称が付けられているとか。
内容的にはどう見てもカイジの心情を歌っているのだけれど、たしかにEカード終了後の先生のことを考えるとこの別称も言い得て妙かもしれない…。

年末年始のお買い上げ(大学生だってお年玉貰っていいと信じたい)

・the art of metal gear solid 2
水墨画風のタッチで知られる、メタルギアシリーズの絵師・新川洋司の画集第二弾。
定価は2800円…なのだがそうは問屋がおろさない。
MGS2発売直後の2002年初頭に出版された時には買い忘れ、思いだした頃(2006)には絶版…。
amazonで調べてみると、中古で9000円近くorz
人にも頼んで色々中古屋を探してみるも、見つからず。
そんなこんなで数年が過ぎた2008年暮れ、札幌のらし○ばんのショーケースにスネークの絵をあしらった黒くて渋い大型本が!
7500円…しかし、このチャンスを逃すと…。
……。
…。
ご購入ありがとうございました。信者乙。
さっきamazonを見ると、中古12000円でした。うん、よかったよかった。

・PS2
実家に置きっ放しだったのでけれど、やっぱり汎用性の高いコイツは手元に置きたいもの。
帰省したときにおとーさまとおかーさまに頼んだらあっさりおk貰えました。
てっきり、ハマりすぎるから駄目だって言われると思ってましたぜ!
とりあえず、難しく積んでたDMC3をモンハンで鍛えた腕で(?)崩したい。
MGS3やANUBISも再プレイしたい。
んで、バイオ4を買ってきて5が出る前にクリアしたい。
アニメもエロゲも勉強もあるのに大変だ大変だ。

・外付けHDD(640GB)
これで俺は最強だ。エロゲ200本切りするまで誰にも止められない!
当面は容量不足に悩むこともあるまい…と思ってたら、先達の方々に言わせれば意外とそうでもないらしい。おそろしや。
amaz○nや電気街行けばもっと安く買えただろうに、コジ○でホイホイ買っちゃった。
容疑者は「さっさとエロゲがやりたくて、つい…」と意味不明な供述をしております。
とりあえずef前篇から行きますか。

・はにはに
ウォッカ(をオレンジジュースで割ったもの)に汚染された頭脳をかっぽじってよく思い返せば、これのビジュアルブックを札幌旭屋書店(近々撤退するらしい)の攻略本コーナーで見かけて妙に気になったのが、こっち側に足を踏み入れる最初の原因のひとつだった気がする…。
オーガストのエロゲやってみたかったし、3000円しなかったのでソフマップでげt。
efは時間的には短いものらしいので、かなり長いらしいこれも並行攻略。
超展開だ睡眠導入ゲーだだのの評判には耳をふさいで、先刻買ってきた外付けHDDにとっととぶちこむのだ。
とりあえず、見た目は俺的ストライクゾーンだけど人気はそうでもないらしいメインヒロインから陥とすぽに…。

・こえでおしごと!一巻
なんという変態漫画。これは間違いなく紳士。
店頭のポップを見かけそこに書かれたあまりに潔い紹介文(「女子高生にエロゲ声優やらせてセクハラする漫画です」)に釣られ、ネット上の評判も良さそうだったのでとらで購入。
軽度のエロ描写もあるけど、基本的に不条理ギャグ漫画として良い感じ。
不本意な才能の発揮+下ネタ全開な点ではデトロイトメタルシティあたりが近い…だろうか。

戦場のピアニスト

冷たい地面に並ばされた労働者。それを取り囲む将校。
列の偶数番目に並ぶ人々に「前へ出ろ」と命令する。
偶数番目、ということにおそらく理由はないのだろう。
最悪なのは、前へ出されたメンバーの中に自分も含まれていること。
待ち受ける運命は言うまでもない。血管に氷水を流し込まれたかのような恐怖。
「跪け」「伏せろ」無感情な声。
そして銃声。生暖かい固体と液体が路上にぶちまけられる音。
それらが一定の間隔で聞こえ、9回鳴ったあとにはもう自分のすぐ傍へ。
覚悟する。というよりは、もう諦めて力がなえてしまっている。
だが、あの音が聞こえてこない。まだ自分は生きている。
かわりに頭上で鳴るカチャカチャという音。
そのもとを見あげると、弾切れのルガーにゆうゆうと再装填している執行者。
ほんの少し刻眼は伸びたようだ。だが、走りだし逃げようという気力すら湧かない。
やがて、レバーが戻されてこちらに向けられる銃口の鋭い気配。

目が覚めた。もう昼過ぎだった。
昨日(2009.1.3)の4時過ぎまで、テレビでやってた「戦場のピアニスト」を観ていたのだ。
映画を見たからってこんな風に夢にまで出てくることはなかったのだが、上記のシーンが印象に残りすぎたのだろう。抵抗も逃亡もあたわない暴力、というのが生々しく伝わる演出だった。

実在のユダヤ系ポーランド人ピアニスト、ウワディスラフ・シュピルマンの自伝をもとにした映画。
ナチスドイツのワルシャワ侵攻によって財産と職業、住処を奪われ、どんどん悲惨な状況へ追いやられていくユダヤ人たち。収容所に送られる直前、知人のユダヤ人警察官に助けられ、市内での隠遁生活を送ることになった主人公。小さな視点から、大きな混沌の片鱗が描かれる。

ロマン・ポランスキ監督映画というと、まだ「テス」しか見たことがないが、風景描写が高く評価されていると聞く。
「テス」は19世紀末のイギリスの片田舎の風景描写が悲劇的なストーリーを引き立て、とても良かった。
「戦場の~」は、死臭の漂うゲットーとその外のまだ活気の残る街、そしてその二面に分けられた街ワルシャワが戦禍に荒廃していく様子が鮮明に描かれている。

主人公は部屋から一歩も出てはならないような生活を強いられているため、窓からの視点で状況が伝えられるのが特徴。
ワルシャワ・ゲットー蜂起やワルシャワ蜂起といった事件も、主人公の小さな視点だからこそ緊張感と臨場感をもって迫ってくる。

観る前まで自分は、「銃弾が飛び交う戦場の真ん中の廃墟で、ひたすらにピアノを弾きまくってる音楽家の話」、というようなどこかお気楽なお伽話のようなものを予想していたのだけれど、全然違った。
あくまで実話に基づいた、混迷の時代に必死に生き抜いた平凡な男の体験記。
重苦しい描写も多く、なかなか見ていて辛かったが、良い一本だった。

映画自体の感想とはまったく無関係なのだけど、やっぱりテレビのなんとか洋画劇場みたいので映画を見るべきではないな、と改めて思った。
ブラック・ホーク・ダウンを観た時も顕著だったが、CMと番組枠のために色々カットされてるのがもろわかり。
「戦場の~」も本当は150分の作品なのに、テレビ放送では120分(CM込み)。
今度はDVDで見ましょうね。ブルーレイも折角PS3があるのだから一度試してみたいけど。
いやいやそれより、まずは劇場の大スクリーン。一年一度は足を運ぼうと思ってたのに去年は行かずじまい。今年こそ何か行きたいものよ。

フルメタル・ジャケット

ベトナム戦争を題材にした、スタンリー・キューブリック監督の映画。
前半は新兵訓練キャンプ、後半はベトナムの市街戦を舞台としている。

2chのAAやら、ニコニコのMADやら、フルメタルパニック短編のラグビー部の話やら。
あのハートマン軍曹の名台詞(というか罵詈雑言)の数々については、もはや説明するまでもないだろう
自分も軍曹関連のパロディはよく知っていたのだが、本家を知らずにこのままネタにしつづけるのは恥ずかしいと感じて、DVDを借りて知人とともに観ることに。
ブルーレイも置いてあったけど、安かったからこっちにしたとかは内緒。

まず雑な感想としては、思ったより重い作品だということ。
ほとんど知らなかった後半部分は、意外と地味な戦闘場面で送られる。が、修羅場にある人間の生々しさが伝わる。
前半部の新兵訓練キャンプだって、冷静に見れば台詞を笑ってそれで終わりに出来るような内容ではない(パロって笑うのはダメだとかそういう意味ではないので誤解無きよう)。

訓練編を「抑圧」のパートとすると、戦争編は「解放」。「秩序」と「混沌」とも言いかえられる。
秩序立てられた訓練と規律で育てられた兵士らが、混沌とした実戦で生と死の間に解放される。
勿論、両方とも根底には同じ狂気を孕んでいて、反戦のテーマが浮き彫りにされるわけだ。
二部構成によってそのことが強く伝わってくる。

市街戦を描くというのは、ベトナム戦争ものにしては珍しいらしい。
どこにゲリラがいるかわからないという恐怖は何も密林だけでなく、荒廃した街でも描かれうる。
かつて人がいた場所でそのような戦闘が行われる、という点では密林戦より市外戦の場面の方がよく狂気が引き立てられているかもしれない。

何とも、噂にたがわぬ名作だった。
ベトナム戦争映画ではプラトーンやディアハンター、地獄の黙示録なども見てみたいところ。
息抜きに、ランボーも。
キューブリック映画としては「2001年宇宙の旅」や「シャイニング」を(両方とも原作者からは改変部分について文句言われてたらしいので、原作も併せて要チェックか)。

余談
ご家族と一緒にはご鑑賞できそうにない台詞の数々に関してだが、もともとの英語セリフが真に迫ってるのは勿論のこと、日本語訳がめちゃくちゃ上手い。
なんでも、完璧主義者のキューブリック監督は翻訳にもチェックを入れていたとのこと。
そのへんのことはwikipediaの記事でも見てもらうとして、例をひとつ。

Joker:How can you shoot women and children?(よく女子供が殺せるな?)
doorgunnner:Easy. You just don't lead 'em so much.(簡単さ、動きがのろいからな)

ここでのleadは「狙いをつける」とかそういう意味。つまり、gunnnerの台詞は直訳すれば「あんたはしっかり狙えてないだけさ」になる。
が、場面の前後と人物を捉えると「動きがのろい」と意訳される、と。
さすがプロは違うなぁ、と思った次第。

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プロフィール

Author:Solidrb
自他ともに認めるMGS(メタルギアソリッド)フリークス。
その証拠に、当初はもっと幅広く話題を扱おうかと考えていた(←大嘘)このサイトも、ずるずるとMGSネタオンリーブログになりかけてきている。

SFを中心に、様々な作品に触れようと目論んでいる。
が、生来のヘタレゆえ、なかなか数がこなせない。

twitterや読書メーターもやっているので、そちらにも是非いらしてください。

○注意書き
・コメント、拍手
常に餓えておりますので、古い記事にもぜひ気軽にどうぞ。名前欄はテキトーでもおkです。
(今後どうなるかはわかりませんが)全レス主義で臨みます。
コメントは承認制を採っていますが、スパム以外は基本的に消さない方針です。

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