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黄金銃とか帰省とか

○the men with the golden guns
黄金銃。
ニンテンドー64のFPSゲーム「ゴールデンアイ」で知ってる人も多いだろう。
普段は万年筆、ライター、シガーケース、カフスボタンに分割されている純金製の銃で、大口径かつ単発式。
原作「黄金銃を持つ男(the man with the golden gun)」でも、ゲームと同じく一撃必殺の武器だ。
ボンドは、これを愛用する凄腕の殺し屋・スカラマンガと対決する。
ちなみに、去年盗まれたらしい…。→http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2528021/3418028
まぁそれは置いといて、今回何でタイトルが「men」「guns」と複数形になってるかというと、コレなのよねコレ↓。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51470518.html

お分かりいただけたであろうか。
ネイキッド・スネークおじさんが見たら、「その彫刻(エングレーブ)には何の戦略的優位性(タクティカルアドバンテージ)も無い。実用と鑑賞用は違う」と説教しだすに違いない写真である。
ザ・ボスおばさんが見たら悲しみそうな銃も、写真一枚目の中央部に写っている。

そういや、call of duty 4のオンラインモードでも、スペシャル武器として黄金のライフルだのサブマシンガンだのが手に入る。
入手条件は厳しい。
(150人殺害+150回ヘッドショット)×(2~6)。
これを達成しなければならない。
(2~6)は、武器ジャンルごとに異なる。アサルトライフルなら6種あるので、それぞれを使って150キル・150ヘッドショットを決めねばならず、ショットガンなら2種類で済む。
殺害とヘッドショットの条件は同時に満たせるが、そんなのは気休めにならない(勿論、自分はまだ黄金武器を入手できていない)。
まぁ苦労して入手して使ってみたところで、威力や精度面で特にタクティカルアドバンテージがあるわけでもなく、それどころか、金ピカで目立ちやすいために不利になるそうだ…当然と言えば当然だが。
でも、無意味な派手さがあるからこそロマンがあるというのもまた真実で…。

「このメキシコの悪いおじさんたちは、いったい何killしたのだろう?」、などと言う冗談は不謹慎すぎるのでやめておこう(※1)。
いや、まぁ、リンク先のニュースで既に使われてる冗談なのだけど。

しっかし、こんなあからさまなワルの金遣いってのは本当にあるものなのだなぁ。
映画「黄金銃を持つ男」は、ロジャー・ムーア時代のボンド作品のご多分に漏れず、ボンド映画の中でも輪をかけて荒唐無稽さが際立った作品だ。
アクション、ストーリー、舞台、美女、どれもやたらと派手。伊藤計劃の「from the nothing ,with love」でも「明らかな創作と思われる箇所が目立った」とネタにされていたりする。
特に、悪役の派手さについては、もはや愛すべきといった有様だ。彼らの野望に至ってはもはや誇大妄想の域に至っている。

彼ら悪役は、普段の暮らしぶりについても、実にわかりやすいワルっぷりを見せつけてくれる。
美女をはべらせ、猛獣を飼い、金ピカの調度品に満たされた屋敷に住む。
それこそ、創作の中でしかありえなそうなくらいの、ワルの王道。
…と思いきや、今回挙げたニュースを見る限り、現実も意外と捨てたもんじゃないらしい。
事実は小説よりもなんちゃらかんちゃらというわけか。

※1…漫画「ナツノクモ」(篠房六郎)におけるオンラインゲーム中の会話で、「一番ハイスコアを刻んだPK(プレイヤーキラー)って誰だっけか」→「オフ(現実)だと確かスターリン」、っていうひどいネタがあったなぁ…。


○りあじゅうのひとにあきれられたよ
いや、その、もう既にここで書いたことだけど、エヴァ破を三回も観に行ったんですよ、ええ。
宿題ほっぽって、ね。
そしたら、「そんなことやってる場合じゃないだろう…」と、リア充の人に言われましてね。
ごもっとも。
でも、ダメ人間としてこれだけは言っておきたいんだ。
「…楽しいこと見つけたんだ。楽しいこと見つけて、そればっかりやってて、何が悪いんだよおっ!」

…本当ダメだな俺。
「最低だ…俺って。」(右手を見つめつつ)


○帰郷の想い、今は薄く…。
オラ、田舎に帰りだぐねぇだ。
今年こそコミケに行ってみたいんだ。
具体的には、これがほしい。→http://randambutter.blog.shinobi.jp/
だって、伊藤さんの友達で、過去には蛮族オンリー同人誌なんてものを出していて、今回は表紙詐欺を堂々と謳うなんて、興味湧かないはずないじゃないか…。

それと、サークル仲間で盆明けにやるという、SF映画上映会にも出たい。
コミュニケーション能力が超絶的にアレなくせに寂しがり屋でもある。そんな厄介な性格の俺が、人と話していて一番楽しいのは、作品について何時間もgdgdgdgdと語り合うような時間なんだ…。

あと、早く帰郷するとその分、録り溜めアニメも増えてしまうわけで。しかも今期は、放送時間が重なってるものが多いため、リアルタイムで視聴せねばならないのもいくつかあるし。
え?動画サイトで見ろって?画質と法律面で、そういうのは良くないと思います!

でも、教習所行けって言われてるんですよこれが。
帰省予定日を教えろ、と実家から再三の要請が来ていましてね。
いや、免許を取らなければならないのはわかるし、授業料を負担してくれる親に迷惑かけてるのもわかるのだけれど、でも、あんまり帰りたくないんだよなぁ。
帰省したくない理由としては上記のコミケ・上映会・録画アニメ、ってのもあるのだけれど、あっちに帰っても、

・基本的にヒマ…ヒマなこと自体はいいことだが、俺はモノに溢れた街が大好きなんだ。梅田や日本橋を知ってしまうと、北の都じゃちょっと物足りないんだ。
・会いたくない人が多い…いくぶん物足りないとはいえ、良い遊び場所は北の都にもあるのだけど、こういう性格なものでね、顔を合わせたくない人が結構、ね。フヒヒ。

と、そんなわけで。
帰りたくないよお。


○やっとpart4が来てくれた
ニコニコのジャンルとしては、嘘字幕シリーズが好きなもので。
http://www.nicovideo.jp/mylist/5385566
ブラックラグーンのヘンタイ嘘字幕シリーズ。まったく、一年半も生殺しだったぜ。
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ピースウォーカーを妄想する その2

では、ヒデチャンラジオ第253回で放送されたピースウォーカー台本に関する妄想をば。

テキストについては、このスレ(http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1244816514/)の>>716と>>796を拝借させてもらいつつ、多少書き換える。

登場人物
派遣=派遣社員、代理=部長代理、主任、OL、秘書=社長秘書
少女、主婦=カリスマ主婦、無職=ニートの男、専務=専務執行役員

(1)
B1120-AD0010
主任「いいじゃないか、ここもやばくなって来た所だ。(ピー)、俺たちにも落ち着ける場所が必要だ」
代理「非公式ではありますが、政府の協力を取り付けました。」
主任「出来れば移動用にヘリが要るな。」
代理「かけ合いましょう。」
派遣「待て!」

[(1)予想]
以降の会話から見ても、「派遣」がネイキッド・スネークであることはほぼ確定。
(4)の少女のセリフのピー音部分も、スネークの呼び名(注・今回は「スネーク」や「ビッグボス」とは呼ばれないらしい)が入るのだろう。
(コスタリカ)政府の協力が得られていることから考えても、政府に味方するスネーク軍中枢部の会話の場面だと思われる。
口調から判断して、「主任」はキャンベルだろうか?同じように考えると「代理」はオセロットやイェーガーっぽいが、1974年時点でキャンベルとこのような会話を交わすとはどうも考えにくい。


(2)
D1121-AD0030
OL 「街で奴等の看板を見かける。ここもチレみたいに掻き回す気だ。」
派遣「そうだとして、奴等の目的は?」
OL 「私たちじゃない、奴等の目的は。」
派遣「君達を(ピー)に追い返すのが目的では?」
OL 「そうは思えない。資材運搬や拠点の数も尋常じゃない。見た?
   馬鹿でかいヘリや戦車まで。まるでダナン。きっと何かあるわ。」

[(2)予想]
「チレ」はチリのスペイン読み。となると、「OL」は地元(注・コスタリカの公用語はスペイン語)出身の女性士官だと思われる。
チリ、70年代前半、掻きまわす、とくればこれはまず間違いなくチリ・クーデターのこと。
そして、「奴等」はそれを支援したCIAを指しているのだろう。
「ダナン」はベトナムの都市で、ベトナム戦争中に大規模な米軍基地があったところ。68年のテト攻勢で大打撃を受けた様子は、ハートマン軍曹で有名な映画「フルメタル・ジャケット」でも描かれている。
ということで(2)は、スネークと新キャラの女性士官が、敵対組織の戦力とその裏に居るCIAの影を見定めようとしている場面だ。
スネークが「君たち」と話しかけていることから考えて、女性士官(OL)はスネークの直接の部下ではなく、スネークに協力を求めてきた抵抗勢力だろう。

(3)
D1315-MO0020-MRD
専務「博士、実際に撃てることを証明出来なければ、こう(ピー)は抑止力にはならない。」
無職「僕を利用したんだな!?」
専務「お互い様だ。私は再び本国での長官の座を、お前は学会を闊歩出来る足を手に入れる。」
無職「くっ・・・。許さないっ!」

[(3)予想]
退任(失脚?)したアメリカ高官(=専務)と、メタルギア科学者(=無職)の会話だろう。
アメリカ高官が言う、「再び得たい長官の座」はもちろん、CIA長官だろう。
「3」のラストに出てきたCIA長官はジョン・マッコーンと言って、キューバ危機やベトナム戦争、軍産複合体に関わっている人物…この時代のアメリカの陰謀論を虚実交えて語ろうとする際には、絶対に出てくる名前。
そう、陰謀史観に萌え燃えできそうなかほりがするわけだ。たまらん。
ただ、この「専務(=元CIA長官)」が「3」の長官と同一人物であると決めつけることはできない。
「MPO」のラストでCIA長官が殺されるという、あまりにあまりな展開があったからだ。殺害されたCIA長官は、1970年当時に長官であったリチャード・ヘルムズだったということでいいのか?いや、マッコーンが70年になっても長官をやっていたというパラレルワールド設定なのか?
そのへんが、よくわからない。MPOの脚本を監督が担当しなかった(三雲岳斗に投げた)せいで生じたと思われる、不安定な設定の一つと言える。
「無職(=メタルギア開発者)」は、オタコンの父(1974年当時29歳)が有力。オタコン祖父がグラーニンから貰ったメタルギアの設計図を、オタコン父が受け継いでいる可能性は大きい。
MPOで無理やり復活させたソコロフや、MGシリーズに登場するマッドナーもメタルギア開発者としては候補に挙がるが、いずれも一人称は「僕」ではないジジイなので、「無職」が彼らのいずれかだと言うことはないだろう。
「こう(ピー」)」は、「核」か「メタルギア」に相当する語句が入るのは間違いないが、何だろう。「鋼鉄の戦車(歯車)」か?

(4)
D1820-AD0060-AD
派遣「君か。どこから通信を?」
少女「(ピー)。先生が、落ち着くまで学校にいろって。」
派遣「先生?あぁ、アイツは・・・。まぁ、その方が安全だ。」
少女「うん。先生の部屋に無線装置があるから、いつでも連絡できる。」
派遣「大した先生だ。」
少女「(ピー)、必ず平和を取り戻して。それと──」
派遣「あぁ、君の友達が見つかったら連絡する。」

[(4)予想]
スネークと、戦禍に巻き込まれつつある少女との会話?
スネークからも信用されていそうなかんじのする「先生」が誰なのかが気になる。新キャラの可能性も高いけれど。

(5)
D2580-KD0185-AD
主婦「ん?」
専務「状況は?」
主婦「撤退への(?)、承認処理待ちだ。まだ時間がかかる。」
専務「くっ、朝までかけるな。」
主婦「(ピー)、最終確認をしておきたい。皆、休憩してくれ。」

[(5)予想]
専務(=元CIA長官)と、その協力者である主婦(=女性兵士?)との会話。
(6)から考えても、「主婦」は敵将っぽい。
敵将が女性。ザ・ボスとの対比を狙っている?

(6)
D5170-AD0270-AD
主婦「次の質問。あなたは父親に、屋根の修理と芝生刈りを頼まれた。梯子で屋根に上がるが、修理してる間に梯子は取り払われる。」
秘書「修理を続ける。」
主婦「終わったら?」
秘書「飛び降りる。」
主婦「骨折では済まない高さよ。」
秘書「判断変更の必要を認めない。芝生刈りを完了していない。任務に忠実であるべき。」
主婦「次。茂みに蛇がいる。猛毒の蛇だ。駆除して欲しい。」
秘書「追い立てて、巣へ帰す。」
主婦「追い返せない。凶暴な蛇だ。何人も犠牲になっている。」
秘書「追い返す。」
主婦「殺さなければ、あなたが咬まれる。」

[(6)予想]
・父親…「専務(=CIA長官)」
・屋根の修理…崩れかけつつある旧態アメリカの中南米支配力を回復するための軍事作戦
・梯子…「屋根の修理」軍事作戦を成し遂げた後の退路
・芝生狩り…対米抵抗勢力の排除
・凶暴な蛇…スネーク
「主婦」が敵将とするならば、「秘書」はその部下、中ボスだろう。
「秘書」の受け答えは、どうも綾波系キャラのような印象を受ける。MGSではああいうキャラは初ではないか。そういうキャラのご多分に漏れず、普通に人間らしく成長してきたキャラでは無い…ってな設定だろう。
しかし、今回は女性キャラが多めなようだ。いや、いいけどね。でも暑苦しい男たちもいつもどおり特盛りで頼むよ。
特に、30歳になったオセロットがどんな風になってるかは期待せざるを得ない。

[キャスト予想]
・派遣社員…大塚明夫。スネークだから、そりゃあね。
・部長代理…山崎たくみ。若オセロットだと仮定した場合。
・主任…古川登志夫。若キャンベルだと仮定した場合。
・OL…寺瀬今日子。メリルやオルガ系のキャラだと予想。
・社長秘書…桑島法子。メイ・リンというより、戦ヴァルのイサラみたいなかんじで。
・少女…後藤沙織里。MGSで少女キャラと言うと、エマとエルザくらいのもんだけど、MPOと繋げるならエルザ声で。
・カリスマ主婦…井上喜久子。ザ・ボスの転生だと考えた場合。でも、あえて他の人にするかも。
・ニートの男…田中秀幸。オタコン父だと仮定した場合。
・専務執行役員…藤本譲。3のCIA長官って声の出演が無いんだけど、1のAT社社長や2の大統領を演じたこの人ならば。

ぶっちゃけ、そこまで声優を知らないので、今までシリーズに出たことがある人を挙げるに留めておく。
監督としては、今回は(スネーク大塚以外は)わりと新規起用をするつもりらしい。最近のアニメで活躍している人も多く出てくるかも。
あ、素人はやめろよ!絶対!絶対だぞ!

[まとめ予想]
・勢力a・後のアウターヘブン(西でも東でもない第三世界)…中心は、ネイキッド・スネーク。
・勢力b・新生「賢者達」(=冷戦以前のアメリカ)…中心は、元CIA長官。
・勢力c・創成期「愛国者達」(=冷戦後のアメリカ)…中心は、4で明かされた「愛国者達」の初期メンバー(一応ネタバレ防止)。
これらの三つ巴を描く話になるのではないか。

背景として予想できるのは、コスタリカの政府や警察(=準軍隊。日本でいう自衛隊。)、そして民衆の内部衝突。
その内部衝突の原因は、もちろんコスタリカの親米路線。
アメリカのお陰もあって国家は安定を迎えたものの、これからも政治・経済・軍事面で彼の国に依存を続けるべきか否か?という。

日本でいうところの、安保闘争のようなもの…に見えるけども、民間運動家と国家権力のぶつかり合いの構図はそれほど重要にならないだろう。
それよりは、CIA内部での争いなど、アメリカ側にストーリーの重点が置かれると思う。

ほとんど売国奴の域に達している親米派、過激な闘争も辞さない反米派、そしてどちらかと言うと親米ながらも国家安定を第一に望む安定派。
コスタリカの内部衝突の役者として、この三派があったという単純な仮定をして考えてみる。

親米派は勢力拡大のため、駐在CIAに協力を求める。駐在CIAは単純に親米派に軍事協力をするだけでなく、反米派をわざと焚きつけるなどのマッチポンプ工作も行う。
勢力bを率いる元長官は、本国CIAでの主導権を勢力cに奪われたものの、未だにCIA全体に太いパイプを持っている。新型メタルギア・核弾頭を背景に駐在CIAの工作に協力し、本国での権力を取り戻そうと画策する。
彼らの暗躍により、謎の軍事勢力がコスタリカに不穏な影を落とす。
安定派は今のところ国内多数派を占めているものの、このままでは危うい。勢力aのスネークらに協力を求めざるをえなくなる。
勢力aは健闘するものの、どうしても敵勢力を完全に食い止めるには至らない。
勢力bの元長官は力を増していき、これで往年の権力を取り戻せる!と確信するが、そこで大変なことに気づいてしまう。
実は、本国CIAどころか駐在CIAすら勢力cの支配下におり、自分が率いる勢力bはもはや時代遅れだった。そう、勢力cに体よく利用されていたにすぎなかったのだ、と。
勢力aのスネークも真に立ち向かうべき敵は勢力bでなく勢力cであるとわかる。宿命の敵である勢力cにどのようにして対するべきか、選択を迫られることになる。

男は、世界の抑止力となることを選んだ。

…というような、諜報と軍事のネタをふんだんに盛った、陰謀話になってくれると思う。

そこに東側がどう絡んでくるか、コスタリカの警察権力の位置づけはどうなるか、核抑止の話はどうなるか。
また、メタルギアシリーズでは日本の安全保障問題に直接触れたことはなかったが、今回はそこに立ち入ってくるのだろうか?
気になることがすっごい多い。2010年が待ち遠しいぜ。

[余談]
ああ、それと、年代が1974年ということはソリッドとリキッドが既に生まれている(ソリダスはイマイチ不明)。
まだ二歳。
…二歳?二歳の頃のソリッドとリキッドってどんな子供なのか想像がつかないぞw

ソリッドは既に大塚ボイスで喋り、段ボールの中でしか眠れなかったりするに違いない。
リキッドは勿論銀河ボイスで、やたら上半身を脱いでポーズを取りたがるに違いない。
何という、恐るべき子供達なんだ…。

ピースウォーカーを妄想する その1

ソリッド・スネーク最期の戦いを描いたMGS4の収録後、このような密談が交わされたという…。

大塚明夫「監督、これで終わりじゃないですよね!?」
小島秀夫「…もう一人おるじゃないですか」
大塚明夫「!おおう!なるほど!」

ソリッドとネイキッド。見た目はそっくりな親子だが、ファンにはご存知の通り、中身では結構違うところが多い。
大きな違いとして、世界を語るか・語らないか、っていうのがある。
ソリッドは世界の仕組みについて皮肉的に語り、プレイヤーに説教をして訴えかけるタイプ。
ネイキッドはそれを語る立場には居らず、時代に翻弄され足掻く姿でプレイヤーに訴えかけるタイプ。
2と3のエンディングを比較すれば、この違いは一目瞭然だ。2はソリッドの語りが重きをなしているが、3のネイキッドはほぼ一言も喋らない。

では、4ではこの二人はどうだったか。
ソリッドが足掻き、ネイキッドが語る。
そう、2や3とは逆転しているわけだ。

何故このようになったのか。
それについては4だけでも十分わかることだけれど、作品の性格上どうしてもソリッド・スネークに比べてネイキッド・スネークについての描写は薄い。
ここを強化するのが、「ピースウォーカー」なのだろう。

MGSPWは説教多め、と小島監督は公言した。
テーマは、核抑止や平和。
ということは今度のネイキッドは、悩みながらも”語って”くれるのだろう。
冷戦の影を色濃く映した物語は監督の十八番なので、大いに期待したいところだ。

軍を持たない国家コスタリカという、舞台も美味しいと実に思う。
核と軍縮、ということは日本にも言及してくるかもしれない。
あの時代から今に至るまで軍を持たないという点では日本も共通してはいるのだけれど、コスタリカと日本では国勢・情勢・体制その他もろもろが異なるわけで、そこの部分をどう料理するか。
妄想が止まらない。

んじゃ、次回こそ妄想多めで。
先週ヒデラジで公開された、台本の一部をイロイロと妄想したい。

最近受信した電波をご紹介いたします

・災害情報
KTVでアニメ「東京マグニチュード8.0」を見ている。
番組の途中、よく災害警報テロップが流れる。それも、別に地震情報ではなく、波浪や強風、土砂崩れといった、天気予報のラストに付け足されるたぐいの些細な(と言うとアレだが)なもの。
こういう警報はたまにと言わず常に発令されているものなので、本来は頻繁にテロップで流すものではない筈(※)。
ということはこれはアニメ内容と対応させた演出の一環かな、たしかに「今災害が起きたら…」と危機意識が増すしな…、と思っているのだけども、ならば「マグニチュード」の後に放送される「CANAAN」でも同様のテロップが流れるのは何故だろうか。
もしかして、上記※の前提が間違っている?それとも、「これも演出の一環!」って考え方が間違っている?いや、その考え方は合っているけど放送局と制作側の契約の問題で「CANAAN」でもテロップが多めになってる、ということ?
CANAANと言えば、今週放送の第三話「阿断事」も面白かった。相変わらず、設定説明については視聴者を置いていき気味だが、まぁなんとかなる。まだ@wikiに頼らねばわからん!ってほどではない。多少設定がわからなくても、次の話を期待させてくれるつくりを保っていると思う。
今週はパルクール風のアクションが少ないのが残念だったが、やっぱり百合を期待して良さそうなことがわかったのは大いなる収穫である。
ところで、「無口美女のハッコーさんが自分の指を舐めて綺麗にする仕草を見て、ミノさんが顔を赤らめる→背中からのショットに切り替わり、二人の眼の前の噴水が吹き上げる」場面があからさますぎて爆笑した。あれってつまり(イカジシュク←※イカ臭いので自粛の略)
来週はスネーク回のようなので、性欲を持て余す。
そういや、今回カナンらを襲ってきたショタも段ボールに隠れていたりしたけど、あれはやっぱりそういうパロディ…なのか?

・日蝕
持ってて良かったサングラス。
(記憶にある限り)日食を眺めた経験は無いので、今回が初めて。
欲を言えばもう少し晴れていてほしかったけれど、見れただけましであろう。
「これを昔の人は凶兆と捉えていたのだなぁ」という感慨以上に、最近読み始めた某狂戦士漫画のアレを思い浮かべてしまった俺は、ボンクラの王道を突き進んでると言えよう。
真紅のベヘリットが欲しい(amazonでは売り切れてるが、まんだらけ等のフィギュアのショーケースで異彩を放っているのをたまに見かける)。

・新刊発売
百舌谷さんとへうげものの新刊が今日発売のはず。テスト勉強を放り出して買いに行かねば。
「百舌谷さんと夏の終わりに」編は良い話だったし、へうげものの利休切腹の下りは凄いとしか言いようのない出来らしいので、期待が膨らむ。篠房先生の胸のように膨らむ。
しかし篠房先生、このタイミングでまたmixi日記でバクマン批判とは…無茶しやがって…。いや、逆に考えるんだ。注目されるのを狙った上でのこのタイミングなのではないか…?
だとすれば、なんという策士。そしてなんというドM(スーパーヒーロー、と読む)。いいセンスだ。

・偉人達の貌
このVIPスレまとめが面白かった。歴史的な画像を貼ってゆくスレ。
写真そのものや解説に幾分プロパガンダが含まれているのも、それはそれで見どころというもの。
気になったものをいくつか挙げる。

チェ・ゲバラの写真。
自分自身は革命思想に共感しているとかそういうわけではないのだけど、この写真はいつ見てもかっこいいなぁ。人の印象を評価するときに眼が最も重要視されるのは何故か?という疑問に対する、一つの答えだと思う。
メタルギアソリッドピースウォーカーのメインビジュアル、ネイキッド・スネークの顔は恐らくこの写真を意識している。
舞台は南米、年代はゲバラの死の三年後、ゲバラの写真よりは険のこもった眼。
あのヒデオのことだから、何か絡めて来そうな予感。折しも、ヒデラジで情報が出たところ。楽しみだ。

三島由紀夫最期の演説。
最近、なんとなく「三島由紀夫」でググろうとしたところ、googleの予想変換機能が余計な仕事をしおった。
「三島由紀夫 生首 写真」。
よせばいいのに、ついつい検索して、件の写真を見てしまった。
高校生のとき、イラクで囚われた邦人の斬首動画を戯れに見ている人がいくらかいた。
彼らのほとんどは、本当に「戯れに」という調子であったが、本音はどうだったのだろうか。
自分は、あの動画はとてもじゃないが見る気がしなかった。今見れるかどうかもわからない。
非凡な文豪が決意した自害と、平凡な青年が見舞われた不運とでは全く趣は違うのだろうが、それでも凄惨な死の怖ろしさを(画像を通してとはいえ)直視せねばならない点では共通しているわけで…。

アメリカ合衆国皇帝
変な歴史人物は結構知っているつもりだったのだが、彼を知らなかった。まだまだ自分は甘ちゃんである。
wikipediaの人物紹介でここまで笑えたのは初めてかも。知らない人はぜひどうぞ。
リアル尻屋先輩(@ノノノノ)。
彼、ノートン一世はかなり尊敬されていたという。さすがカリフォルニア人は違うぜ!ていうか皇帝、幸せなお人だな。
又吉イエスももっと頑張ってほしい。

・電話にまつわる、自分の経験
日蝕の際、せっかくだから写真を撮ろうと思ったのだけれど、携帯のカメラしかないのでやめてしまった。
電話というものにそれほど愛着が無い。
5年半前に初めて買ってもらった機種の携帯をそのまま使っているのは、愛着ゆえではなく、むしろ無頓着ゆえと言った方が正しいと思う。
いや、愛着が無いとか無頓着だとか以前に、電話が嫌いなのかもしれない。
じゃあ、それは何故なのか、と少し考えてみた。
携帯を持ち始めたのが周囲の人間より遅いせい?…たしかに一因かもしれないが、根拠としては弱い。高校一年の終わりに親からお下がりを貰うまではクラスで唯一人持ってなかったとはいえ、そんなのは少し前の世代ならばよくあることだろう。
大体、テレビゲームだってプレイを許可されたのは遅かった(小5)というのに、今じゃハマりまくってるじゃないか。
ならば、やはり、アレか。幼少期の、電話にまつわる、怪奇じみた二つの体験。

Ⅰ.電話先生
「電話先生」と言われても何のことかわからないだろうが、これは特撮戦隊シリーズの一つ「ダイレンジャー」に出てくる敵役だ。
敵役と言っても、恐るべき怪人というよりはやられ役、というか殆どギャグキャラ。
(余談だが、ダイレンジャーに出てくる怖い怪人と言えば、自分の中では「鍵道化師」が一番。寝ている人間の胸にドアを開けて魂を盗み出す描写が、すっごい怖くて夜も眠れなかった…ような、おぼろげな記憶がある。)
ではなぜ、電話先生が怖い話につながるかと言うと。
小学生低学年、つまりリアルショタキャラ時代の末期のある日、俺は友人の家で遊んでいた。土曜の昼ということでお昼をごちそうしてもらえることになったので、既に支度を始めているであろう母親に電話をかけた…はずなのだが、受話器から聞こえてきた声は、ヒステリックな「ざます」口調…まさに電話先生のものだった。
ヒス気味なのはうちの母親も同じだし、ざます口調と言えば普通はスネ夫のママが連想されそうなものだが、その声はやっぱり母親のものではなく電話先生のものだった。
なんざます、あんた誰ざます、いい加減にするざます、と一方的にまくしたてられ、苛立った美少年は思わず受話器を電話代に叩きつけた。
後で母親に聞いてみると「電話は鳴らなかった」ということだったので、単に俺の間違い電話だったののだろうか…にしても、あの口調はないよなぁ、現実的に考えて。
何分幼かったもので、そのときは怖さよりは苛立ちの方が強かったのだが、今思い出してみるとフツーに恐怖体験のジャンルに分類されるべき出来事だ。

Ⅱ、「おい、いるぞ!」
これは小学校高学年、つまりは非モテ候補生だったころのお話。
ある日の夜、家で独りでお留守番していると、電話が鳴った。
受話器を取り上げ、「もしもし」と月並みに応じたものの、まともな返事が返ってこない。
俺が戸惑った一瞬のち、
「おい、いるぞ!」
受話器の向こうの男は、仲間と思しき人物に緊迫した声でそう言って、乱暴に通話を切った。
ツー、ツー、ツー、という電子音を呆然と聞きながら、ブ少年は恐怖に見舞われた。
これまた、父親の声ではなかったし、直後に帰ってきた父親に一応問うてみても「電話はしていない」との答えが返ってきた。
誰かの間違い電話でもないだろう。では、何だったのか。
答えは一つ。俺を誘拐(追記・「略取」のほうが正しいのか?)する前準備だったのだ。
こんなことを言うと被害妄想と思われるかもしれないが、とりあず犯罪関連だったのは間違いないだろうし、だとすれば、合点がいくのはやはり誘拐だろう。
空き巣ではない。空き巣だとしたら、俺の返事を確認して、「おい、いるぞ!」などとわざわざ言う必要がない。電話が繋がった時点で切ればいい。
つまり相手は、不在の確認をしていたのではない。在宅の確認をしていたのだ。
ぶっちゃけた話、俺はある程度ボンボンなので、狙われる理由は十分にある。
もし、さらわれていたら、と考えるとゾッとする。親がたまたますぐ帰って来て、幸いであった。
日本における誘拐犯罪の成功率は0%とは言うものの、それは人質生還率100%とイコールではないことは言うまでもない。

そんな二つの体験により俺は、メールにろくに返信しないことや、携帯の電話帳がスカスカであることについて、正当な理由を得るのであるッ!
あしからずッ!

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寂しくなると死にます

いや、兎の話ではないですよ。
あれってウソ知識らしいですしね。レミングの集団自殺みたいな。

でも、マクミラン大尉(CoD4)は寂しくなると死にます。
大尉殿を道端に放置して、そこらにクレイモアを撒きに行こうとするものなら、「プライス中尉、あまり遠くへ行かないでくれ…」とすがってくるので、すげぇ萌えます。
潜入と狙撃の達人であり、ついていきたい上官ランキングナンバー1(俺調べ)。別名は無敵砲台。蔑称は妖怪ギリースーツ。
そんな頼もしい彼であっても、お犬様や、ヘリのローター、そして寂しさ。弱点は結構多いのです。

…。
前振りがおかしすぎました。
本題に移ります。
mixiの話です。

「私はやってない」と、某教祖ばりにシラを切ってましたが、実は大学入学少し前からやってるんですよ、mixi。
ウソついてすいません。まぁ、すでにバレちゃった方もいますが。
何となく、そこまでこれといった理由はないのですが、「mixiは中高時代の知り合いとの連絡用に留めよう」と考えていたもので。
でも、どうもそれだと寂しいんですよね。

mixi日記の更新は、あまりしていません(こっちだって2、3日に一度のペースですが)。
たまにバトンを拾って書く程度です。または、こっちのブログの記事を流用したり。

主にコミュニティのトピックを読んだり書き込んだりしてますが、大して面白いことはありません。
今さらそんな話題かよと呆れるもの(慎みの欠けたオタク=自己礼賛や、「深い」や「泣ける」の一言で全てを片付ける鈍感さを見るのが耐えがたい)。
ウケ狙いと揶揄されるレベルにすら達していないほど、ネタがサムすぎるもの。
本当に18歳以上なのか?と本気で疑わざるをえないもの(特にニュース関連)。
そんなのばかり目につきますしね(ここぞとばかりにdisっておく)。

やっぱり、折角知り合いも増えたんだから、マイミクも増やした方が楽しいだろうな、と。
折角の双方向的コミュニティというのを生かしたいですし。
このブログは基本的には僕の言いたいことを言ってるだけの、コミュニケーションの形式としては一方的なものですし。

そんなわけで、よろしければマイミクになってくだされ。
ただし、今のところはリアル知り合いの方々限定ということで。
プロフはここです。メッセージよろしく。

昔の日記は文章が今以上にわけわからなかったり、キャラが今以上に痛い上に安定してなかったり、色々問題がありますので、触れないであげてください。触れちゃった場合もそっとしておいてください。

夜目が効くんだ、フクロウ並みにな

Captain Price : Gaz, go around the back and cut the power. Everyone else, get ready!
(Gaz、裏に回って電源を落とせ。他は突入準備!)

Captain Price : Gaz, do it.
(Gaz、やれ。)

Gaz : All right I've cut the power. Go.
(了解、電源を落とします。完了。)

Captain Price : These night vision goggles make it too easy.
(暗視ゴーグルを使えば楽勝だ。)

※参照:Call of Duty 4日本語訳wiki


CoD4のミッション「Blackout」の一場面です。
暗視ゴーグルの強みがよくわかるステージ。

11月10日に続編「Modern Warfare 2」が発売されます(日本版はどうなるかねぇ)。
なんでも限定版が2種類…Hardened EditionとPrestige Editionがあるとか。
前者の内容は本編ディスク、アートブック、スチール製ケースカバー、CoD1のリメイクディスク。
んで、後者はそれらに加えて、何と、
暗視ゴーグル&ゴーグルスタンド
が付きます。

本物のナイトビジョンゴーグル。

公式の発表はこちら(youtube)

詳しくはこちら

アレな特典というものは世の中に数あれど、この発想は無かったわ。
ていうか、ちょっと欲しい。
夜中のスニーキングミッションごっこに欠かせないアイテムに違いない。
どのくらい欠かせないかと言うと、孔明ごっこをする時の羽扇と同じくらい欠かせないと思う。多分。

とはいえ、これって結構高いはず。
何しろ、近代の先進国軍隊の、夜間戦闘の要なんだから。
楽天市場の記述を見る限り、さすがに軍用最先端の第3世代型が付いてくるということは無さそう。さすがに先端テクノロジーということで、輸出や使用許可の手続きが色々面倒らしい。
それでも、第1世代型でも、10万は下らないご様子…。

うん、無理だ。諦めよう。

カネの問題を抜きにしても、まだ困ったことが。
結構デカいんですよね。当り前だけど。
これと同等以上の機能をを眼帯状のソリッドアイに納めたオタコンはやっぱり天才。
いや、007の武器開発担当「Q」はサングラス型の赤外線ゴーグルを作ってたけど。
ジェームズ・ボンドはこんな用途(下ネタ注意)に使ってましたな。さすが紳士。

ポリスノーツ

「ポリスノーツ」感想
副題・「作りこみの方向性について」

公式サイト。columnの項に、伊藤計劃氏による解説も。

ポリスノーツ PS one Booksポリスノーツ PS one Books
(2003/08/07)
PlayStation

商品詳細を見る


メタルギアソリッドシリーズで有名なゲームデザイナー・小島秀夫監督が制作した、SFハードボイルドアドベンチャーゲーム。
PSネットワークからダウンロード(600円)してPSPに落としてプレイ。
プレイ時間は10~12時間ほど。

・あらすじ
2010年、人類はスペースコロニー「BEYOND COAST」を完成させた。
宇宙移民の増大に伴う治安維持の問題に対処するため、世界各国から優秀な警察官5人が選抜され宇宙飛行士としての訓練を受けた。
アメリカ・ロス市警からジョナサン・イングラムとエド・ブラウン。
日本・警視庁からジョゼフ・サダオキ・トクガワ。
イギリス・スコットランドヤードからゲイツ・ベッカー。
アメリカ・ニューヨーク市警からサルバトーレ・トスカニーニ。
彼らはPOLICEとASTRONAUTSのハイブリッド、POLICENAUTSと呼ばれた。
ある日、訓練中の事故によりジョナサン・イングラムは宇宙空間を漂流することに。
コールドスリープにより辛うじて生き延びていた彼が奇跡的に救助されたとき、事故から25年が経っていた。
知人からも時代からも置いて行かれた彼は、3年間のリハビリの後、宇宙時代の到来により衰退した地球に戻り、ロサンゼルスのスラム街にて交渉人まがいの私立探偵を開業し、細々と暮らし始めた。
そんな中、ジョナサンの事務所にBEYONDからの依頼人がやってくる。事故直前に離婚した元妻のロレイン・北条だった。
ロレインの「行方不明になった再婚相手を探してほしい」という、何とも気が進まない依頼を前にして、戸惑うジョナサン。ひとまず返事を保留してロレインには引き取ってもらったが、直後に彼女は車の爆発に巻き込まれる。
北条の失踪、ロレインの死。事件の真相を追ってジョナサンは、再びビヨンド・コーストへと向かう。

・感想
独り暮らしを始めたことで、意気揚々とエロゲを始めたものの、2・3本で早くも飽きがきていたんですよ。
どうも、どーでもいい日常パートのテキストを送るのがダルいもので。
いや、べ、別に、とっととヤラせろなんてお下品なこと考えてるわけじゃないんだからねっ!

そんな中で、コレ。凄く良かった。

コマンド選択タイプのアドベンチャーということで、基本的にはテキストを読むことでゲームを進行させるのだけれど、折にふれてゲームらしくプレイヤーに操作を要求するイベントも挟まれる。
多くは、射撃イベント。物陰に隠れて撃ってくる敵に素早く反応しトリガーを引く。殆どは普通にクリアできるが、結構シビアな局面もあった(ロックオン出来ることに最終面でやっと気づいたもので…)。
そして、最難関である爆弾解除イベント。液体窒素スプレー吹きつけて終わり、ではない。各種センサーやコードの解除、細かい作業を何手間も踏まなければならない。一応救済措置もあるが、それでもなかなか苦労させられた。

そういったゲーム部分も含めて、小島作品らしく映画的な演出がふんだんに使われているため、飽きずに攻略することができる。
時折挿入されるアニメーションも、絵は今見るとさすがに古臭さを感じる部分もあるものの、カメラワークやカット割りの上手さはさすが。
このトレイラーを見ればそのことがよくわかると思う。バイク乗りてぇ。

「細かい部分も作りこむ」という小島組の基本姿勢は、いつも変わっていない。
ただし、作りこむ方向性が変わってきている。
おおざっぱに言ってしまうと、世界観からキャラ毎のドラマへと。

まず最新作、つまりMGS4。
MGS4ではキャラ毎のドラマ。
散りゆく主人公スネークだけでなく、彼の道程に居た人々のそれぞれにまつわるドラマも描かれた。
しかし、そのことは必ずしも良い結果を残さなかった。
MGS4は「ムービーが長い」と叩かれるが、これは欠点の表面のみを捉えた批判だ。
長く感じる理由の一つとして、キャラ毎のドラマに尺を割き過ぎ、というのがある。
つまりはこの記事の項目2の補足となるわけだが、MGS4はどうもスネークの物語を描くのみに徹しきれていない。その他のキャラの物語も描こうとするあまり、散りゆく主人公へ向けられるべき視点がぶれがちになってしまっている。
この点については監督自身も自覚している(ヒデチャンラジオ参照)ようなので、MGSピースウォーカー以降は改善されることを願う。

さかのぼって、ポリスノーツでは世界観。
画面のあちこちを調べると、宇宙や医療に関して、隙の無い設定の数々が飛び出してくる。
その細かさには、眼を見張るばかり…MGSでナノマシンを万能化させてしまったような粗さとは対照的と言わざるをえない。
このへんは、是非プレイしてその作りこみを確かめてもらいたい。

そもそも、スペースコロニー→宇宙線に晒される世界→大量被曝社会→高度医療社会、という連想からして実に上手い(このへんのことは僕が私淑する故・伊藤計劃氏がコラムに書いている)。
麻薬や違法臓器売買を物語の主軸に置いている。
こういう話は、現代の刑事ものでも多く見られる。
局所的な需要に、犯罪組織が、利権重視で対応する、という構造で。
だが、宇宙時代となるとその構造が少し変わってくる、というのがポリスノーツの世界観の面白いところだ。

こうして書くと、ポリスノーツは「ドラマより世界観」なゲームだ、と言っているように見えてしまうが、ドラマも勿論良い。
キャラクター描写に、MGS4のような視点のぶれを感じさせない。

まず、主人公ジョナサンと相棒エド。
二人のキャラクターがまんまリーサルウェポンなのは有名だが、置かれている背景は当然異なる。
二人ともかつての英雄ではあるが、ジョナサンは宇宙恐怖症にかかってしまった不良探偵、エドは世渡りに不慣れなため窓際に追いやられた定年間際の刑事。そして、二人の間には、25年の空白が横たわっている。その空白には埋められるものも埋めらないものある。
だがそれでも、熱い絆はやっぱり変わらない。おとこのこっていいなあ。

悪役も良い。
例えば、トクガワ。
ポリスノーツを引退後は世襲の大企業を引き継ぎ、それをさらに巨大化させ、実質的にビヨンドを牛耳っている大物。
ジョナサンやエドとは比べ物にならない成功者ではあるが、それだけに黒い噂も付きまとう。
日系人しか信用しない人種差別主義者、という設定は新鮮だと思う。
ガンダムなどと同様、ポリスノーツ世界は国家の概念が薄れた時代に至っている。これは、宇宙に共同の住処を築く以上は必然なのだろう(異論もあるだろうけど)。
ということは相対的に企業の力が強くなるわけで、そういう時代にもし日系企業が圧倒的な力と金を握ったら、トクガワのような珍しいタイプのレイシストが表に出てくるのかもなぁ、と考えた。
ジョナサンは白人。エドは黒人。トクガワは、白人と黒人がが無二の親友として描かれる物語における敵役像の、ひとつの回答かもしれない。

・まとめ
将来宇宙に行きたいか、それとも行きたくないか。
人によって答えの分かれる問いだと思う。
自分はと言えば、「微妙なところだなぁ」と、いかにも日本人らしい曖昧な回答をせざるを得ない。
だがこういうどっちつかずな答えをするということは、逆に言えば、結構興味津津ってことでもある。
要するに、どっちかと言えば、行ってみたい。でも、怖さも大きい…ということ。
今のところは、現実的に宇宙時代を見据える視座を養いたいところ。
そんなわけで、「プラネテス」のような、近未来の宇宙開発の希望と危険を現実的に描いた話が好きな人には「ポリスノーツ」もオススメだ。

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もしも願いひとつだけ叶うなら

もし生まれ変わったら何になりたいかって?
すっげぇ美少女になって、んでもって同性愛に溺れたいですよ、そりゃあ。

はい、キモくてすいません。
でも、仕方ないんですよ、ええ。

異常な転生願望。
しかし、昨今の百合アニメラッシュを見ていると、どうしても、その…下品なんですが…フフ…………(自主規制)。
いや、下品ではない。むしろ上品だ。
「同性愛は優れて人間的なことだよ」って「我が名はネロ」のペトロニウスさんも言っていたしな!(こうやってローマ文人とかの名前を唐突に出しておくと頭良いっぽくね?)
あ、でも、個人的な趣向として、ガチムチはダメですよ。スネオタ?何のことです?
話がそれた。今回は百合の話だ。ガチムチとかショタとかは関係ない。

んじゃ、最近俺を狂わせた百合(風味)アニメについて語ろう。
まぁ、昔からある有名百合作品はほぼ全く見ていない(マリみてすら)ニワカなので、あまりエラそうなことは言えないのだけれど。

・まりあ†ほりっく
百合かどうか怪しいものを最初に挙げるなアフォ、とか言われそうだが、別にいいじゃない!
かなこって、ある意味理想的な転生目標じゃね(奴隷になっていることや変態であることを除けば)?
鞠也さまに踏まれたい。
絶望先生(アニメ制作が同じくシャフト)の新シリーズで、モブとしてまりほりのキャラがこっそり出ていましたな。

・けいおん!
女の子が沢山いて仲よくしてるけど、別に百合ではない。
ただ、これだけは言っておきたい……
むぎちゃんがさわちゃんに惚れそうな素振りを見せておいて特に何もなかったのには失望した!
けいおんは僕を裏切ったんだ!もう会うこともあるまい。

・喰霊-零-
これは百合でしょう。ですよね?
(百合かどうか怪しいものを二つも挙げてしまったので自信が無い)
ただただ百合百合しているのではなく、ドラマ性を高めるいい百合だったと思う。
またアクション場面も良く、去年見たアニメでも上位の面白さだった。
最近東京で原画展をやっていたらしく、原画に寄せられた監督のコメントが(色んな意味で)素晴らしかったらしい。
その様子は、このブログ(2009.6.20付)に詳しい。
黄泉姉さんマジパネェっす。

・ストライクウィッチーズ
PNH(パンツじゃないからはずかしくないもん)。
でもほとんど見ていないんだよコレ。
だが、GONZO起死回生の快(怪?)作だったらしいので近々見たいものですな。

・咲
OP後半のわかりやすさは異常。ウリは超能力麻雀バトル、そして百合だってことがイッパツで伝わるもんな。
咲と和が事あるごとにいちいち顔を赤らめあう様があからさますぎて、ついつい笑ってしまう。でも性欲を持て余す。
しかし俺、麻雀はようわからへんねん。

・かなめも
路上で女子(おなご)同士が接吻を交わすとはなんと破廉恥な。もっとやれ。
今回こんな日記を書く破目になってしまった火付け役。
俺もこんな店に住み込んで暮らしたいわ(生まれ変わったら)。

・大正野球娘
男もすなる…。
昔から思ってたんだけど、土佐日記ってネカマの発想じゃね?
男が、それもいい年こいたオッサンが、女言葉でブログを書くって。
……。
…。
教科書以外で古典など読んだこともないくせに、ボンクラ丸出しのヨタをぬかしてしまった、すまない。
つーか、ググってみたら既にアンサイクロペディアとかに纏められてるのな>紀貫之ネカマ説。そりゃそうですよねーw
それはともかくとして、これって百合(この時代だと「エス」って言うんだっけ?)要素はどうなの?
美少女一杯の女学校で、世間様からは認められない行為を一生懸命…ってだけで勝手に性欲を持て余している俺はやっぱりアタマおかしいの?

・CANAAN
これも別に百合じゃねーだろ、たぶん。
冷徹なカナンと天然なマリアが仲良くしてるからって、そこに超然としたアルファルドが横やり入れてきそうだからって、妄想してんじゃねぇよ俺。
イマイチCIAだの武装組織「蛇」だのの勢力図が掴めないのだが、視聴は勿論続行。
こういうガンアクションとか好きだからー!
ベレッタPX4とかファブリックナショナルFive-seveNとか、拳銃の趣味がマニアックで良いですよね。あと明夫ボイスに性欲を持て余す。
原作ノベルゲーム428は傑作だったというし、PS3やPSP版も近々出るらしいから、買ってみようかしら。


気づいたら、新作アニメ第一話の感想を書きつつも俺のアレっぷりを垂れ流す日記になってた。ふしぎ!
いや、でも、かなめもの第一話が妙に破壊力あったんだよ。しょうがないね。

笹の葉ラプソディ

終わらない八月を4回にわたって繰り返しているという噂の、某アニメとは一切関係ない。

せっかく七夕なのだから、ベガとアルタイルに願い事を捧げてみようじゃない。
星に願いが届くまでウン年かかる?知るか。かなえて見せろ、今すぐ!

・金くれ…いや、そんなに困ってはいないけど、やっぱり欲しいよね。

・宿題なんとかな~れ…ならない。現実は非情である。

・秋山瑞人の新刊出~ろ…デストロイ。

・良い読書用椅子よこせ…ベッドやパソコン机は長時間の読書に耐えない。だが、実は椅子を置く場所も殆ど無い。

・MGS新作早く出~ろ…2010 sneak out。

・まともな飯食わせろ…野菜食いたい。学食は天津マーボー丼以外…価値がない!

・バイクおくれ…映画、ゲーム、アニメのチェイスシーンを見ていると欲しくなるのだが、「お前運動神経酷いから死ぬ」ということで親からは禁止されてます。まぁ、買う金もないんだけどな。夏の海に沈む夕日が見たい。バカヤローって叫びたい(社会に)。

・ギャルの(ry…性欲を持て余す。

・アクセス数増~えろ…いつまで経っても零細ブログですな。まぁ原因はわかっているのだけど、現在の俺の頭では直しようがないしな…。

結局、欲まみれのいつもの雑記になってしまった。
人とは醜いものよ喃。

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「ハーモニー」(伊藤計劃)星雲賞受賞

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
(2008/12)
伊藤 計劃

商品詳細を見る


伊藤計劃氏の「ハーモニー」が2009年度星雲賞日本長編部門を受賞されました。
星雲賞サイトはこちら
早川書房公式はこちら
僕の感想はこちら

没後受賞ではありますが、これを切っ掛けに伊藤さんの作品がさらに広まればいいな、と素直に思います。

受賞を記念してということでか、氏の友人randam_butterさんが、ご自身の同人誌「バルバロイ」に伊藤氏が寄稿された短編「セカイ、蛮族、ぼく」を公開されました。
短編「セカイ、蛮族、ぼく」はこちら
公開についてのコメントはこちら
すごく、ひどい話です(褒め言葉)。
どんだけひどいかは、冒頭を読めばわかるでしょう。

「遅刻遅刻遅刻ぅ〜」
 と甲高い声で叫ぶその口で同時に食パンをくわえた器用な女の子が、勢い良く曲り角から飛び出してきてぼくに激しくぶつかって転倒したので犯した。
 ひどい話だと思う。ぼくだって好きこのんでこんなことをしたわけじゃない。なんで彼女の制服を引き裂いて無残にも彼女の純潔を奪わねばならなかったかというと、それはぼくが蛮族だからだ。


これで興味を持ってしまったいいセンスなお方は、是非上のリンク先から本編へどうぞ。
漫画やラノベのお約束展開を正面から踏みにじる姿勢に惚れます。
そして、星雲賞受賞の日にあえてこんなろくでもないものを公開する、randam_butterさんのセンスもたまりません。この人、ブログも実にろくでもなくて面白いです。今年の夏コミでも同人誌を出すみたいなので、読んでみたいところ(やっぱ会場に行かないと手に入らないかなー)


そういや二週間ほど前に梅田のブックファーストに行ってみると、新阪急ビルの本店には追悼の辞とともに長編作品が平積みされ、ホワイティのコミックランドにもMGS4小説の隣に虐殺とハーモニーが添えられていたりして、嬉しくなりました。
店員が好きだったりするんだろうか。いいセンスだ。

深夜アニメ期末or中間報告:2009年6月

今期で終了あるいは今期で折り返し地点のアニメの短文感想。

○期末報告(今期で終了)

・アスラクライン
原作は未読。
ろくに説明もせずに専門用語をバラまくスタイルには、(ニワカ軍ヲタ・ニワカSFファンとして)最初はさして抵抗は無かった。あくまで、最初は。
話数が進むにつれ、説明不足にどうにも我慢がならなくなる。
背景説明だけでなく、人物関係も状況も説明が足りていないため、それぞれのキャラが何がしたいのかさっぱり(&主人公は流されてるだけなのもダメ)。
エリート高校生が中二能力を発揮して終末の危機に立ち向かってるという世界を、一般生徒やら一般人やらはどう受け止めているのかということもわからない(※)。
会話場面は思わせぶりなセリフばっかなだけにとどまらず、登場人物の思考原理も不自然なために脳内補完を要する。
あえて説明不足で興味を引く…という手法に完全に失敗している。
「テキトーに美少女出しまくって、テキトーにロボや能力も出して、テキトーに大爆発で迫力出しときゃおk」、そんな風にしか見えない。
それと、作画の崩れもかなりひどい。キャラの顔は勿論のこと、刀の長さがコロコロ変わるのとかどうよ。あ、念のために言っておくと、「演出上、振りまわしている刀は長く描かれている」とかそういうアレではない。鞘に納め杖のようにして立てている刀の長さを剣士の体と比較すると、正面から映ったときと横から映ったときで明らかに長さが異なる…という、演出がどうのこうのでは言い逃れできないたぐいのミス。
秋から第二期をやるらしいが、さすがに観るのは気おくれする。
※エクストラポレーションの失敗というやつだろうか。これなら、超能力が社会常識化してる様を描いている禁書目録の方がマシ。あれも好きじゃないけど。

・鋼殻のレギオス
原作は未読。
キャラは結構気にいった。隊長とか幼馴染とか。サヴァリスさんの外道っぷりも好きです。あと主人公tueeee!
荒廃した大地と移動型コロニーという設定もわりと好き。
しかし、戦闘シーンでのCGエフェクトの使い方の下手さや、毎回唐突に挟まれる英語パートのウザさが鼻についた。あの英語パート、要は「不思議少女を救出し、追っ手から逃げる」ってだけの話なんだし、メインストーリーを無理にぶった切ってまで小出しにする必要もないだろうよ。
最終回は、不思議能力でご都合決着。なんじゃありゃ。
結局、刀と剣の違いって、サーフィンできるかできないかってことでいいんだよね?

・宇宙をかける少女
「最初がひどくつまらなければ、まずまともには完結しない」
…こんな当然のことを何度”確認”すれば、俺は”理解”するのだろうッ!!
まぁ、「戦闘美少女いっぱい出して、メカもいっぱい出して、舞台はとりあえず宇宙で」という安易な方向性が最初から押し出されすぎで、嫌気がさしていたのだけれど。
だが、キャラクターそれぞれの目的がある程度明らかになってきた中盤あたりからは、いくらか面白くなってきたな、期待できるかもな、何しろ悪役がリキッド銀河だしな…と思ってた俺がアホだった。
ラストで口を開けて待っていたのは、お馴染み「ご都合主義×伏線ぶっちぎり」の最強コンビ。
面白いまとめコピペを見つけたので、貼っておこう。他人のふんどしで相撲を取るようだけど、別にまともに組み合う必要もあるまいし。

そらかけまとめ

神楽のメモ→特に意味はなかったぜ!
箱の人の不審死→特に意味はなかったぜ!
ネルヴァル→最後の最後でギャグ顔だぜ!
宇宙人→特に意味はなかったぜ!
第三勢力→凍りついたままだぜ!
第三勢力に捕まった人→同じく凍りついたままだぜ!誰も心配してないぜ!
生徒会→いなくても問題なかったぜ!
同級生二人→映りもしなかったぜ!
ナミ→ふてくされたままだぜ!
いつきの親→箱の素材になったとあきらめたぜ!
宇宙をかける少女→向いてないかもだぜ!
神楽→ごめんね☆

結論→意味わかんないぜ!


ほとんどこのコピペのとおり。他にも言いたいことあるけど、もはや書くのもめんどくさいぜ!


・けいおん!
原作は未読。
ゆるい萌え4コマということで、らき☆すたのようにゆるく見れそうだな、と思っていた。実際、その通りではあった。だが、らき☆すたを見ていた頃に比べると、「テキトーに萌えときゃおk」回路が自分の脳内から殆ど失われていることに気づいてしまった。
つまり、お馴染み京アニのクオリティーの高さには感心したものの、キャラの一挙一動に萌え萌えして楽しむことはできなかったというわけ。
しっかし、自分から件の回路が失われてしまった原因は何なんだろう。
百舌谷さんのような、シニカルに萌えをパロった作品に触れてしまったからだろうか。
シニカルに萌えをパロったといえば、これはひでぇwさすがだぜ伊藤さん。

○中間報告(折り返し)

・亡念のザムド
PS3で先行限定配信されていたアニメ。
1話400円で3日レンタルという強気設定だっただけあり、さすがに面白い。
軍政下にある舞台、よくわからない敵勢力、生物兵器、戦前日本テイスト、などなどそそられる要素がたっぷり。
非常に好感の持てる主人公、控え目ながら魅力的なヒロイン、ひたすらダメ人間な元親友、というキャラ配置も好き。
そして、作画すげー。
そんなわけでこれからの話も非常に楽しみにしているのだが、薦めてくれた先輩から「終盤は賛否両論(婉曲表現)」という話を聞いているので、心配だ…。

・戦場のヴァルキュリア
原作は未プレイ。
キャラ描写に重きを置いていて、特にヒロイン(てか主人公?)のアリシアの表情の豊かさには性欲を持て余す。キャラ中心と言っても、メインと敵の数人のみに的をしっかり絞り、他の小隊メンバーを描きすぎないのも好感が持てる。
しかし、戦闘シーンが少ない上にどうも迫力に欠ける。
もっとボンクラ戦法たっぷりのエセ戦争アニメが見たいのだけれどなぁ。
あと、悪徳官僚ネタもステレオタイプで押し切るだけでなく、もっと濃く頼む。
当然のことながら、大塚兄貴には萌え燃えしている。「潜入は俺の趣味でねぇ」には爆笑。

・シャングリ・ラ
原作は未読。
前半部は変化した東京の様子が少しづつ掴める感覚が心地よく、アクションも程よく華を添えていて、かなり楽しく観れていた。
しかし、主人公が意志を固めて政府に立ち向かい始めた最近の話は、どうも好かない。
「ああ、これ、炭素経済だのなんだの言っておいて、実は政治や社会を描く気はゼロだよな」という気持ちが凄い勢いで膨らみはじめた。まぁこれは最初から感じていたことではあるのだけれど、特に気になってきたのは最近になってからのこと。
そりゃ俺だって、「政治や社会を描かない作品は糞!」なんて言うつもりはない。
だが、まともに政治体制とやりあうって話にするなら、その体制に少しは説得力を持たせてくれないと見ていて楽しめない。
何が特にひどいって、涼子サマ(薬師寺じゃないよ)がひどい。国家プロジェクトを担う公社の社長なのだけど、虜囚となった主人公をいびるためだけに突然刑務所の所長になったり、直後に総理大臣になったり、他国の爆撃を命令したり、やりたい放題。
主人公の脱獄を助けた女囚たちを涼子サマが全員虐殺するという鬱展開があるのだが、これに関しても「容赦のない展開をよく描いた!」という称賛よりも、「場当たり的だよね~」という批判の気持ちが先行してしまう。
主人公は決して社会システムに対して反抗するのではなく、涼子というわっかりやすい悪の権化に立ち向かうだけ、というわけ。安易すぎて、終盤にも期待できない。
それでもアクションエンターテイメントとして楽しめればいいや…と言いたいところだが、そろそろトンデモブーメランバトルにも飽きてきたので、ね…。
普通、主人公の志が定まれば面白くなるもんだが、コレに関しては珍しくも逆パターン。
あ、中田譲治演じるオカマはかっこいい。

・狼と香辛料(再放送)
原作は1巻のみ読んだ。
商取引について、キャラのセリフを聞くだけでは多少理解しづらい部分もあったが、騙し騙されのやりとりの面白さは十分伝わってくるのでおk。
それと、ホロさまにはわっちわっちにされてしまった。
第二期も開始するので、注目したい。積み本が崩れたら、原作の二巻以降にも手を出そうかと思う。

・涼宮ハルヒの憂鬱(再放送+α)
原作はすべて読んだ。
原作に忠実に、かつわかりやすく、そして面白い絵作りで、という良さはさすが。
いくつか未視聴の話も溜めてあるので、早めに見ておきたい。
新作(=第二期分)は「笹の葉ラプソディ」だけ見たが、前期に比べるとカメラワーク等の演出面が落ち着いた造り。変わったものは見られないが、堅実さを感じる、といったところ。

・Phantom 〜Requiem for the Phantom〜
原作は未プレイ。
暗殺任務を淡々とこなす展開には退屈さを覚えたこともあったが、やっぱり銃好きにはたまらないお話だ。
綾波系ヒロインやら有能巨乳ビッチやら人体実験マニアやら長髪美形中二病者やらYAKUZAやら、キャラ設定も良い。彼らの間で絡み合う思惑も、黒々していて実に良い。
すっかりイケメン化した主人公がどこへ行きつくのか、非常に楽しみ。

・咲
原作は未読。麻雀もほとんどわからない。
だがまぁ、トンデモな打ち方のインパクトは十分伝わるし、何故か駆け引きの面白さみたいなものは伝わるんだじぇ。
あからさまに百合百合した描写にはついつい笑ってしまう。でも性欲を持て余す。
あと、はいてない。

・ティアーズトゥティアラ花冠の大地
原作は未プレイ。
まだオクタヴィアが仲間になったところまでしか見ていないが、今のところ、面白い西洋風ファンタジーだと思う。
わりと容赦無く人が死ぬ戦闘シーン、少数民族と帝国との関係、神代の戦争の伝説などなど、ちょうどタクティクスオウガのような感じで楽しめている。
OPをついつい何度も観てしまう。あれ観るとリンゴにかぶりつきたくなる。勿論、ツーマンセルで戦闘しながら。
しかし、最愛の妹リアンノンを始めとして美少女を魔王様にぜーんぶ取られちゃうアルサルさん、よく考えたらすっごい可哀そうです…。



ぶっちゃけ、今期は前以上にハズレばっかだった。
4作の終了作品のうち3作がアレな代物で、もう1作もさほど楽しめなかったというのは、いくらなんでもひでぇ。
さて、気を取り直して次期は何を見ようか?
いい加減HDDの容量が限界にきているので、どうすべぇ。

続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(evangelion:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE)

※本記事は、ネタバレ全開です。

茨木ワーナーにて公開開始日(6月27日)に鑑賞。上映中以外はグッズ売り場が混みまくってた。
初回はまともな席取れそうになかったので第二回の券を予約。普通にいい席で観れて良かった。
んでもって次の日、つい梅田ブルクに2回目を観に行っちゃった。その、なんというか…我慢できなくなってな…。こっそり見るつもりだったが、先輩たちに見つかっちゃったぜ。

7月4日に、三回目に突入。
この記事にいくつかウソ書いてたことに気づいたので、修正を入れる。
「※追記」と書いた箇所がその修正。

・あらすじ(というか紹介)
テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第六話までを再構成した前作「序」に続く、新劇場版エヴァ第二作。
苗字が「式波」と変更されたアスカに加え、新キャラクターのマリも登場し、旧作とは大幅に異なったストーリーが展開される。

・感想(というより、気になったとこの箇条書き)

ネタバレ全開で。
炙り出し処理は信条(?)に反するから、やっぱりやめた。
気になった点を箇条書きし、感想や解釈、考察なども盛り込んだ。
本当はもっと整理して感想書こうと思ったけど、めんどいので中止ということで…。
あ、超長いので注意。まぁ、目についたとこだけ流し読みしてくださいな。

一応、もう一度言う。
ネ タ バ レ 全 開 で 。














・タイトル「YOU CAN (NOT) ADVANCE」
前作「序」の「YOU ARE (NOT) ALONE」は、「あなたは唯一の存在ではあるが、孤独ではない」という意味だと解釈してよいだろう。ネルフ最深部でのミサトとシンジの会話は、そういうことを言っていた。
では、「破」のコレは何なんだろう。ヒントとなる台詞は冒頭の墓参り場面、ゲンドウの「人は思い出を忘れることで生きてゆける。だが決して忘れてはいけないものもある」ではないか。
これは旧作からあった名台詞だが、「破」のタイトルを「あなたは成長できるが、変わらないものもある」と解釈すると丁度良くリンクする。

・5号機と第3使徒
4本足エヴァのダサカッコイイ挙動、「序」で新たな謎として浮かび上がった第3使徒の正体解明。開始10分でそれらのネタを完膚なきまでに使い切る根性は、いいセンスだ。
ユーロ&ロシアネルフ職員のセリフにあった「アケロン」という言葉は、ギリシャ神話版三途の川みたいなものらしい。「辺獄」は地獄の周辺部、キリスト誕生以前に死んだ者や洗礼前に死んだ幼児が住まう場所だとか。

・ユイの没年は2004年
新劇場版では今まで一度も年代設定が明らかにされていなかったのだけれど、「破」では冒頭の墓参りの場面でユイの没年がチラリと見えた。2004年没というのは旧作と同じ。ただし、“西暦”2004年と決めつけるのは早計かもしれない。

・第7使徒、2号機空中戦
すげぇ…あの赤いの、落ちながら戦ってるぜ…。初登場の武器・ボウガンに燃え。
旧作ではアスカデビュー戦の使徒は鯨型だったが、今回は全くの別物にデザイン変更(旧作第八話の原画を紛失したらしい)。
細長い二脚の先にATフィールドを展開することで海上を歩く、どこか振子時計を思わせるのっぽな使徒。旧作でのフィッシング&零距離艦砲射撃作戦よりテンポよく、アスカの優秀さを見せることに成功していた。

・ネブカドネザルの鍵
旧作でいう胎児型アダムに相当するもの。手足の神経線維と、注射器のような頭だけで構成された奇妙な生物(?)。
「ネブカドネザル」はメソポタミアの王。1世から4世までが居た。今回はこの「4」がキーナンバーではないかと思う。
「アダム」という言葉は未だ新劇場版の劇中では出てきていない。ただし、「序」ラストに流れた「破」の予告では「ADAMS」とのテロップと共に4体の光の巨人が映されていた。
その4体の光の巨人は「破」の劇中でのセカンドインパクト回想シーンに登場。また、同じ回想で、ロンギヌスの槍も4本見える。
そして、南極には(4体の巨人の名残と思われる)4本の十字架が現在も残っているよう。
ヨハネの黙示録の4騎士の話とかそういうのを絡めてるのかもしれないが、聖書には詳しくないので何とも言えない。

・ベタニアベースでのマルドゥック計画
「マルドゥック機関」という言葉が無くなった代わりに、こんなのが出てきた。
どんな計画なのかは、現時点ではよくわからない。
第三使徒と5号機を使って何か企んでたって話だろうが。


・加持さん、今回も死にそう…
マリと一緒に何やら企んでるみたい。リツコからは「リョウちゃん」と呼ばれている。アスカとは面識すら無いのかもしれない。
お色気増量な今作だが、15年前にお茶の間を凍りつかせてしまった事件を反省したのか、ミサトとああいふ行為はしない(酒場のシーンのあと突入するかと思ったが)。
アッー!には爆笑しそうになった。
基本的に、説教担当。でも加持さんの説教はやっぱりいいね。
ところでリョウちゃん、もう少し仕事しなさい。尺が短いせいか、昔より給料泥棒ぶりが増した気がするぞ!

・国際環境機関法人日本海洋生態系保存研究機構
セカンドインパクトで赤く染まった海を浄化する施設。シンジたちは海生生物を見たことも無いどころか海が本来青いことも知らない世代だという話。
浄水漕の配置がセフィロトの図を取っているのは、何か意味があるんだろうか?
そんなことより、俺も綾波と水族館に行きt

・リツコさん、空気化が進行
加持の「少し痩せたかい?」の問いかけの後、旧作では肯定していたが、今作では「1570gプラスよ」と逆のことを答えている。
ゲンドウと近しいところに居て暗躍している描写はあまり見られない。今回は愛人関係とかは無いのだろうか?
でもやっぱり綾波レイは苦手なようだ。

・マヤさんの通勤風景
朝の第三新東京市の風景と共に、マヤさんがスポーティな服装で通勤する場面があった。
マヤさんとマヤさんファンに対する、スタッフのささやかな心遣いを感じた。
しかし今回は、エヴァがグロいことをやらかしても、眼を逸らしはするものの嘔吐はしない。
うちのサークルの後輩に、「マヤさんの好きなところはゲロを吐くところです」と答えた猛者が居るのだが、彼には残念だろう…。
とりあえず、これからの百合描写に期待すべし。

・シンちゃん、策士っすね
畜生、料理のできる男はモテるぜ。
美人と見れば所かまわずお手製弁当をばらまきやがって。
なんだこれは、旧作でヒカリがトウジの気を引くために仕掛けたあの作戦のオマージュ(?)か。
くそ、やるじゃねぇかシンちゃん。
ところで、綾波マンションの外面が前よりだいぶ荒廃してたのは気のせいだろうか(※)。
※(追記)…そういや、あのマンションって再建計画中にあって、綾波以外の住人は退去している、ほとんど廃ビルと言っていい建物だっていう設定があったな。

・第8使徒戦
旧作にも出ていた、自由落下使徒。追加された変形ギミックに大興奮した。
それ以上に良いのがエヴァの動き。土もコンクリも踏み砕いて疾走し、鉄塔のハードルを華麗にジャンプ。
そして、緊急コース形成。音速突破。ほぼイキかけました(byイチロー)。
とにかく、巨大ロボが都市を疾走する格好よさに痺れた。
人間の形を取っているからこそ可能である「二足疾走」という行為が、人間とは比べ物にならない大きさと迫力で描かれる。これを観ていて気持ち良くならないはずがない。
ところで、地味に初登場したのが「プログナイフ二刀流」。旧作の弐号機の肩のウェポンラックの中身は、片方がナイフ、片方がニードルガンだったが、今回は両方ナイフが入ってるらしい。

・バチカン条約
一国が保有できるエヴァは三体まで、という条約。
日本&ドイツが圧倒的な権力を有していた前作に比べ、他国との関係についての設定が少し増えたか?

・北米ネルフ
4号機消滅の件でちらっと出てくる言葉。前作では「アメリカ第二支部」…あくまで日本が本部、他は支部という扱いだったが、今回は違うのだろうか?
ユーロのネルフも北米のネルフも、日本のネルフと同等の地位にあるということ?「序」のセリフからして、「国連直属の非公開組織」というのは変わらないようだけど。

・ぽかぽか作戦、レイの性格変化
あれはアリなのかって?ああ、アリだ。
順を追って、「レイにぽかぽかされたいよおおおっ」とか絶叫したい興奮を抑えて、説明していこう。
旧作のヤシマ作戦のあと、シンジと綾波の関係はたしかに進展はしたし、お互いに交流することによる成長は見られた。
しかし、(貞本先生のアヤナミストぶりが迸る)漫画版ですら、やっぱりその成長には絶対的な壁があった。
一つ目の壁ははお馴染み「かわりがいる」せいでレイから虚無感が抜けないこと、そして二つ目の壁は綾波がどうしてもシンジにゲンドウの影を重ねて袋小路に陥ってること。
だが、今回!新劇場版では!まず二つ目の壁が崩壊した!
綾波がシンジにゲンドウの影を重ねる描写は、「序」の時点でカットされた。
対照的に、「破」ではゲンドウがレイにユイの影を重ねる描写があった。袋小路に迷い込んでいるのは、レイではなくゲンドウになったわけだ。
つまり。
壁は、崩れ落ちたのだよ!
綾波は成長できるようになったのだよ!
出来る。
出来るのだ。
ヤシマ作戦を経て感情が発露した綾波は、シンジとゲンドウのもつれた関係を取り持つことを考えるようにまでなった。
それもこれも、「二つ目の壁」が崩れ、より人間らしい成長が可能になったからだ。
そして!「一つ目の壁」もラストで崩れ去った!
シンジが「かわりはいるもの」を全力で否定したからだ!
両方の壁が崩れ、これからレイの成長はどうなっていくのか!?
ああ、レイちゃんにぽかぽかされたいなぁ(結局それか)。
あと、シンジやアスカに対して、「エヴァに乗らなくてもいい世界」の肯定をしたのは新鮮だった。やっぱり、「人が真に望むことの実現」が新劇場版のテーマの一つなんじゃなかろうか。

・アスカの性格変化、設定の変化
大人の前でも学校でも猫を被っていない。ワンダースワンらしきゲームを一人でやっている。加持さんに纏わりつかないどころか面識すら無いんじゃねって勢い。シンクロ率(※)フェチな描写はない。既に大卒という設定は出てこない。
そして、部屋で一人になったときに人形に話しかけている。
アスカの人形というと旧作では有名なアレなわけで、アスカの内面の病みを象徴するものだった。
しかし今作の場合、人形にしろその他の性格描写にしろ、単に性格の幼さを表してるだけに見える。
※そういや、シンクロ率という言葉は今回は出てきていない(※追記)。「プラグ深度」がそれに相当するみたい。
※追記…すまない、これウソ。「序」のときから普通に「シンクロ率」って言ってる。でも、旧作のようにプラグを並べて定期シンクロ率検査をしている場面は無い。

・お色気シーン増量
主にアスカ。心なしか貧乳化した気がするが。
ブラエプロンは斬新だった。裸エプロンだったらやりすぎだけど、あれならアリだと思いますぜ、そこのセンセ。
くそっ、俺はアヤナミストだというのに、何をホイホイ釣られているんだ。男子中学生か。

・匂いや手の描写
「綾波のにおいがする」とかいうセリフや、握った手や揉んだおっぱいの感触を自らの手で確かめたり、自らの小さな力を手を見つめることで確認したり…という、匂いや手に関する描写は昔からあったが、今回はそれが補強されたのではなかろうか。

・マリの新登場
新キャラの真希波・マリ・イラストリアス。
眼鏡っ娘な見た目からして文学少女系のおとなしいキャラかと思ってたが、そんなことは全然無く、むしろエヴァに乗って戦うことを喜びとしている、活発なタイプの少女。
眼鏡以外にも、匂いフェチ、落ちモノヒロイン属性、変語尾属性、巨乳等の各種オプションを装備。
エヴァに乗ることについて、アスカはをそれを誇りとし、マリは愉しみとする、という対照性が出来た。
加持と何やら共謀しているようだが、「自分の野望に大人を巻き込むのは気が引ける」との発言(加持の「大人の都合に子供を巻き込むのは」と対応している)から、どうも別の思惑もあるよう。
エヴァパイロットには珍しく、鬱々とした悩みごとが無さそうなキャラクター。結構いいキャラだと思う。
まだ謎が多いキャラクターなので、次回「Q」でも注目したい。
マリの新スーツとカヲルのスーツが似ているのも気になるところ。

・27曲目、ループ説
そういや空からマリが降ってきた時、27曲目の演奏をちょうど開始したシンジのカセットテーププレイヤーが壊れてしまった。
それまで25曲目と26曲目を繰り返して聴いていたシンジが、マリの登場と同時に27曲目に入り、新しい展開へと向かう。
旧劇場版はテレビ版の25話と26話に相当する。そして、マリは「破」を象徴するキャラクター(=今までのエヴァを大きく変えるキャラクター)として設定された。
旧作の25話と26話に囚われ続けているシンジが、マリの登場で運命を変える…という暗喩に見える。
「新劇場版は、旧劇場版のラストから続く無限ループの世界だ」という説が補強されたのではなかろうか。
新劇場版の続編タイトルは「Q」。「Q」の文字はループからの脱出を象徴するかのような形だ。

・2号機凍結
バチカン条約による。凍結作業時にコアユニットを外していたのが気になる。第10使徒戦で凍結解除されてマリが搭乗したとき、コアはちゃんと付けなおしたのだろうか?普通に考えれば、付けないと乗れないのだが、マリが旧作のカヲル的な能力を持ってる人外だという可能性も捨てきれない。

・満ち満ちて
加持さんの「世界は君の知らない生命で満ち満ちているんだよ」と、ミサトさんの「世界は面白いことで満ち満ちているのよ」(うろ覚え)という、似たセリフがある。
旧作で「満ち満ちて」と言うと、「悲しみで満ち満ちたあなたの心」とか「世界が悲しみに満ち満ちていく」とかそんなんばっかなので、新劇場版は大分明るくなったなぁ。

・3号機パイロット
旧作ではトウジ。しかし今回は何と2号機を凍結されてしまったアスカ。
トウジがバスケをしている場面が、旧作とは対照的。
旧作では一人思い悩んだ顔でシュートに成功し、今作ではシンジやケンスケが座り込んで喋っている前でアイスキャンディーを舐めながらシュートを試み失敗(※追記)。「なんや、またハズレかいな」は当然、出番が無くなったことに掛けたメタなセリフ。
妹も退院できて良かったねトウジ。ていうか妹可愛いな畜生。
アスカに関しては、かなりハードな運命になってしまったけれども、旧作でのアスカはシンジやレイについていけなくなり独り病んでいったことを考えれば、こっちのほうがアスカが物語にしっかり絡んでいると言えるのではないでしょうか。
少なくとも、アスカがシンジやレイに気を使い、他者とのかかわりに目覚めた(=成長した)からこそ起こってしまった悲劇なわけで。メインキャラクターから脱落したわけではなく、むしろメインキャラとしての存在感を増したと言えるのでは。
※追記…すまない、これもウソ。なぜか勘違いしていた。旧作でも今作でも普通にシュートには成功している。

・第9使徒戦
前作で言うバルディエル。3号機を乗っ取って初号機を苦しめる。
肩からさらに腕を二本出した3号機が初号機を首絞めする場面(※追記)は、旧劇場版(まごころを、君に)のラスト、つまりシンジがアスカの首を絞める場面と対照的だ。
また、プラグは初号機の手ではなく口で破壊された。
そして、3号機撃破後にシンジが操縦者の正体を知った旧作に対し、今作は事前に操縦者が誰であるかを知っていた(※)。
※漫画版でも最初から操縦者が誰であるかを知っていたはず。
※追記…新しい腕が生える場面の3号機のプラグをよく見ると、より深く挿しこまれているのが見える。また、新しい腕はアスカのプラグスーツの腕に似ており、手にはアスカ以上に傷が痛々しく刻まれている。綾波の方が手傷が多い(=料理の練習を頑張っている)ことへの嫉妬と羨望の表れだろうか。

・ダミーシステム
怪しげなディスクシステムが動くだけでなく、何やらうにょーんと後ろから気持ち悪いのが出てきて操縦席を物理的にも支配。「ああ、こりゃ止められないな」感が増した。
ところで、起動時の画面に「ゴルゴダ」だかなんだかって見えたけど気のせい(※追記)?
※追記…「ゴルゴダベース直送」のダミープラグだという話らしい。ゴルゴダベースがどこなのかはイマイチ不明。キリストが磔刑に処せられた「ゴルゴダの丘」ではなく、(3号機を建造していた)北米基地ということでいいんだろうか?

・「今日の日はさよなら」
何とも、趣味が悪い(褒め言葉)。

・SDAT
この時代に何でカセットテープなんか聴いてんのシンちゃん?(※)という疑問に答える新設定が明らかに。悪くない。
※音質がCDなんかよりいいから、プロや音質にこだわるマニアは現在でもテープ使ったりするらしいけど。

・見えない、電車
シンジの内的葛藤を描く場面では、夕暮れを走る電車内の風景がよく用いられていた。新劇場版でもこれは同様。だが、今回は線路と車体を車外から映す視点が追加された。
ただし、車体外面そのものは見えない(※追記)。夕日の逆光のせいか、はたまた外面がそもそも存在しないのか。どちらにせよ、人の心の存在の曖昧さや内的葛藤の客観性などについて、旧作で示された考えよりも一歩進んだものを提示するという試みのあらわれだろう。
※追記…電車の外が見えている場面は、上記のように車外から電車を見ているのではなく、単に車窓から外を見ているだけなのかもしれない。

・”相原”君
ネルフを辞め、家からも出ていこうとするシンジに、ミサトが携帯を差し出し「鈴原君と”相原”君から
メッセージが入っているわよ」と伝える。
シンジの親友の一人、ケンスケの苗字は”相原”ではなく”相田”。「破」でも「おはよう相田君!」という同級生のセリフがあるため、アスカのような苗字変更は無いはず。
ということは、ミサトのセリフは当然、言い間違えだ。
スタッフや声優のミスなのか?こんなあからさまなミスを見逃すものだろうか。
いや、やっぱり何か意味があるのか…?、とついつい考えてしまうのはエヴァファンの職業病。

・第10使徒戦、熱血(?)シンジ
旧作で言うゼルエル。相変わらず、攻防共に最強の使徒。
腕だけでなく胴体も包帯状の物質で構成され、変形が激しい。また、ATフィールドを多層に重ねて、立体状にして発生できる。
戦闘場面はいやがおうにも盛り上がっていたが、個人的にはアレがほしかった。アレってのは何かって言うと、初号機のコアを触手でがっつんがっつん突きまくるアレ。
今回は食われるんじゃなく食った。んで女体化。「ま、まさかここで巨大綾波!?」と、ヒヤヒヤさせられた…。
決着は理屈抜き×熱血(マリに「都合のいいやつだにゃあ」と突っ込まれている通り)。
でもやっぱりエヴァらしく、ちょっと病んでる…そんなかんじ。
「綾波を…返せ!」で何とかなる展開は安易なお涙頂戴を狙ったんだろう?という揶揄も聞かれるけども、その見方はちょっと違うんではないか。
エヴァらしいおどろおどろしさを残しつつ、ロボアニメらしい熱さも多めに取り入れ、今回のテーマの一つであろう「望みの実現」をわかりやすく力強く描く…あれはそんな意図の展開だったのだと思う。
自分としては「涙」と聞けば、観ていて泣けるか泣けないかではなく、まず旧作との比較を考える。
旧作で綾波が死ぬ回のタイトルは「涙」だった。そして、「破」ラストのあの展開は「涙」をなぞりつつ、それでいて覆しているいることは明らかだ。なぜなら今回のシンジはレイの「かわりがいるもの」を全否定し、レイを救い出し、二人とも涙は流さなかった(※追記)から。
※追記…ん、綾波は初号機のプラグ内で涙を流していたっぽいな。にしても、前作と涙の意味がかなり異なっているのは興味深い。
ところで、綾波を救い出そうと手を伸ばすシンジの顔が爛れる場面。あの赤と白のみで描かれた顔を見ると、旧作終盤の予告を思い出してしまう…。

・ザ・ビースト
なるほど、そういうのもあるのか(byゴローちゃん)
これも、「ロボットアニメらしい何でもあり展開×エヴァらしい病んでる雰囲気」の産物かな。
背中から突き出している棒がちょっとジェット・アローン(JA)っぽい。

・N2爆弾デカッ
旧作では零号機が抱えてゼルエルに突っ込んでた、樽型の爆弾。今回はミサイル型なので、「抱えて」ではなく「担いで」突っ込んでいく。
エヴァのサイズ(40~200mという、特撮風味な緩い設定)から考えると、あれって月まで飛んで行けそうなロケットだよな。まさにフライミートゥーザムーン。

・「翼をください」
場面的にもテーマ的にもどんぴしゃな選曲なのだけど、妙に歌唱が拙い(林原めぐみが歌っているらしい)のと、こういう演出を同じ劇中で二度(「今日の日はさよなら」に続き)やるのはどうよという二点が気になってしまった。
まぁ、悪くはないんだけど。

・ミサトさん、保護者として成長してね?
一升瓶を攫んだまま眠ったり、弁当をシンちゃんに作らせたり、相変わらずダメ大人成分も抜けない。
だが、3号機テスト前のアスカや第10使徒に対峙するシンジにかけた言葉を聞いていると、前より被保護者への思いやりが強くなっているのではないかと感じた。

・神となる初号機
今作では初号機が特別なエヴァであることを、ミサトですら最初から知っているフシがある。
旧作では初号機は「唯一リリスのコピー」という、やはり特別なエヴァだったが、そのことについてはミサトは知らされていなかった。
地下のリリスの存在についても今作では最初から知っていたし、このへんはかなり変化している。
「変化」というより、無駄な謎をバラまかずに「整理」した、と言った方が正しいかもしれないが。
「破」ラストで初号機は「人の望みを叶えるためだけのエネルギー体」へと変貌を開始したが、あれはやはりその「特別性」があるからこそなのだろう。
今作での「特別性」は何か。やはり「唯一○○○のコピー」だという可能性も高いが、意外と「パイロットの母親の魂がコアに存在すること」ではないかと自分は考えている。
旧作ではエヴァはパイロットの母親の魂が入っている、というのが定説だったが、これも「じゃぁレイの零号機は?」とか「トウジや、パイロット候補である2Aのメンバーの母親の魂はどうなってるの?」とか、はっきりしない部分がかなり多かった。
今作では、母親の魂に関する話がまだ無いが、だからこそ「特別性」の正体として怪しいと思う。2号機はマリも乗れること、3号機はアスカが(多分)乗れること、そしてユイの死亡だけははっきりしていること…などを考えれば、「初号機の特別性」とはやはり「パイロット・シンジの母親・ユイの魂が入っている」ではないのか。

・赤い眼、青い眼、緑の眼
綾波やカヲルの眼が赤いのは前からのことだが、今回はシンジも初号機を覚醒させるときに眼が赤くなっていた。
また、マリは青い眼だが、2号機をビーストモードに入れると眼が緑に光っていた。
単なる演出、と片付けてもいいかもしれないが、何かありそうではある。
実はアスカ以外のチルドレンは全員使徒だったんだよ!!!とか。
あと、初号機も神格化したとき、天使の輪が浮かび、翼が生え、本来黄緑色である蛍光パーツは赤く光る。

・Mark.06とカヲル
予告通り、月より突如飛来した。槍で初号機の神格化を強制停止して、カヲルくんが「今度こそ君を幸せにするよ」と俺の頭を全力で腐らせるセリフを残し、「破」は終了。
ここで使われた槍は、旧作のロンギヌスとは違う形。どちらかと言えばマゴロク・エクスターミネート・ソード(ゲーム版とかに出てくる刀型兵器)みたいな意匠がとられた、人工的な形。
脳を腐らせると言えば、月面で建造中のMark.06を見学するゲンドウと冬月に対してカヲルが投げかけた「はじめまして、おとうさん」のセリフにも全力で腐らせていただきました。
あのセリフがどういう意味なのかについては解釈は分かれるだろうし、今は自分も色々考えている最中なのだけれど、とりあえず初見時は「おとうさん」が「お義父さん」に一発変換されて聞こえた。
つまり、「僕はシンジくんと結婚するからよろしくね、ゲンドウお義父さん」という意味で俺の脳はあのセリフを受け取ってしまったわけだ。
腐ってやがる。早すぎたんだ。
Mark06は何なんだろう。やっぱり、前作で補完に使われた初号機が形を変えたもの…みたいなオチなんだろうか。
あと、カヲルくんヘッドセットつけてなくね?いや、彼には必要無さそうだけどw

・説教とエンターテイメントと
延々とオタクにとっては耳が痛い・しかし当たり前のことに過ぎない説教を繰り返していた旧劇場版。
エンターテイメントとしては前半の2号機vs量産機の戦闘場面で終わっていたという、奇妙なバランスの映画だった。
新劇場版はその反省も踏まえ、エンターテイメントとしての面白さを持続させる…というのが当初の宣言であり、「破」を見る限り十分その宣言は達成されている。特に、アクションシーンの迫力や、リファインされた使徒のデザインの凝り具合は大きく「序」以前のものを越えている。
説教もあるが、悪戯にファン心理を逆なでするようなものでは勿論無く、あくまで物語を盛り上げるためのものとして存在している。
次回にも期待大。
まぁ、グレンラガン的熱血を持ち込みすぎだ…とか、エロや萌え描写でオタクに媚びてる…といった批判は絶えないだろうが、どちらも新劇場版を彩るには良いスパイスだと思いますぜ、俺は。

・良くなかったところについて数点
・エヴァや使徒やメカ類にCGが増えたのはいいと思うけど(まぁたまには手書きの神作画も観たくなる気持ちもわかるけど)、都市や学校の場面でロングショットから映されるモブがCG臭すぎやしないだろうか。かなり違和感があった。もう少し誤魔化してほしいところ。
・マリのセリフのいくつかが無駄に説明臭くないか?「義手パーツは無理やりシンクロさせてる分、パワーも足りない!」とか。
・3号機をやっちゃった直後のシンジがネルフ本部に「非常電源の残り285秒で本部を半壊させられるよ」と脅しをかける場面で、本部内の表示ではまるで残り285分あるかのようにカウントダウンしてたような…?見間違いかもしれないが(※追記)。
※追記…そういやエヴァの非常電源は動きの激しさによって消費量が違うため、「5分」というのも目安に過ぎないんだった(ゼルエル戦で電源が切れるのが速いのもそのため)。件のカウントは「2分44秒50→2分44秒38→2分44秒27」というように1秒ごとに下がっていた。
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プロフィール

Author:Solidrb
自他ともに認めるMGS(メタルギアソリッド)フリークス。
その証拠に、当初はもっと幅広く話題を扱おうかと考えていた(←大嘘)このサイトも、ずるずるとMGSネタオンリーブログになりかけてきている。

SFを中心に、様々な作品に触れようと目論んでいる。
が、生来のヘタレゆえ、なかなか数がこなせない。

twitterや読書メーターもやっているので、そちらにも是非いらしてください。

○注意書き
・コメント、拍手
常に餓えておりますので、古い記事にもぜひ気軽にどうぞ。名前欄はテキトーでもおkです。
(今後どうなるかはわかりませんが)全レス主義で臨みます。
コメントは承認制を採っていますが、スパム以外は基本的に消さない方針です。

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