スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エンドレスエイトpart5と綾波の笑顔

まぁ、「まだエンドレスエイト見てんのかよ、しかもまだ5話目かよ」とか言わないでくださいなそこの人。一応、全部見ましたよ。
んで、エンドレスエイトpart5(涼宮ハルヒの憂鬱 第16話)で気になった一場面について、エヴァヲタ(というかアヤナミスト)としての視点から語ろうかと。


「ビーム受けた零号機の気持ちがよくわかるぜ」

炎天下での着ぐるみバイトを終え、控室でぐったりするSOS団の面々。
信じられないほどの暑さを評してキョンが何気なく呟いたセリフだ。

「エヴァのパロディか」「ああ、エヴァもハルヒも角川グループとのかかわりが深いしな」「脚本か声優の気まぐれくさいパロだな」「ワロタw」で片付ければいいような、どうでもいいセリフに見える。

が、このセリフの少し後に出てくるカットのせいで、「ん、あのセリフってもしかして一種の仕掛けだったのでは?」という思いが湧いてくる。
そのカットとはどういうカットかというと、
「主人公が、ヒロインの綺麗な笑顔についつい見蕩れ、息をのむ」
というもの。

ここで、「零号機」、「笑顔」といったキーワードから連想されるエヴァの名場面を思い浮かべてほしい。
そう、綾波レイがシンジに笑顔を見せる場面だ。

しかし、エンドレスエイト5の件のシーンにおけるハルヒの笑顔は、さほど印象的なものではない。スローで回すなどの工夫を取られていない。
また、キョンが息を呑む描写もわかりにくい。
「今までにない笑顔に見蕩れている」ことを視聴者に伝えるにあたって、画面上の主人公とヒロイン以外のものに依存している…と言える。
何に依存しているかと言えば、

a・原作小説やエンドレスエイト1~4で「ハルヒの満面の笑みにキョンが見蕩れていた」と、視聴者が覚えていること
b・ハルヒに見蕩れるキョンの表情を覗き込む、古泉の意味深な笑み

これらの二つだろうか。
つまりは、場面を見せるにあたって視聴者の記憶に頼っているというわけだ。乱暴に言いかえれば、(エンドレスエイトシリーズで重要な要素である)デジャブを利用している。

そして、
c・キョンの「零号機の~」発言から連想される、綾波レイの笑顔
が補助することで、この控室での一場面は、より視聴者の印象に残りやすくなる。

「ヤシマ作戦後の綾波の笑顔」と一口に言っても、それが描かれたメディアによっていくつかのバージョンがある。
造作が崩れているものの、綾波の不器用さを表現していると言えなくもない、テレビ版。
キャラクターデザイナーでもある貞本先生の綾波愛が滲み出ている、漫画版。
漫画版をもとにして、アニメならではの動きと輝きを増した旧劇場版。
旧劇場版を引き継ぎながらも、落ち着いた自然な描き方で完成された新劇場版。

ほぼ同じ場面なのに、全部で4種類もある。
それどころか、こう言ってしまってもいいかもしれない。
「視聴者によっては、思い浮かぶ絵が上の4種類以外…独自のものにもなりうる」、と。
つまり、上の4つの違いも作家ごとの解釈の違いの結果である以上、視聴者ごとにも解釈の違いの結果が出て当然だ、と。

エンドレスエイトpart5におけるハルヒの笑顔がさほど印象的でなかった件も、つまりはそういうことなのかもしれない。
あえてイメージを固定化せず、しかし上記a・b(・c)のヒントを残しておくことで、視聴者ごとの解釈の幅を広げる…という。


でも、まぁpart5以外の回では「アッザムリーダーから解放された気分」とか「脱皮した蛇の気分」とか色々テキトーなことを言っているので、この「綾波の笑顔と関係してるんだよ!!!」説は正直言ってこじつけくさいかもしれない。
というか、ほとんどノリでハルヒとエヴァを結んだような理屈を垂れ流してるだけだから、ハナから無理やりくせぇ。
結局のところ、この日記は「ぼ く は ア ヤ ナ ミ ス ト で す」の一言をやたらと長く引き伸ばしたようなものなのかもしれない。

いや、安易な自己批判はやめよう。
ていうか、もう収集つかないから纏めよう↓
「俺の戦いはまだ始まったばかりだ…!」


○追記
こうしてエンドレスエイトから色々と考えてみて、あれは警鐘を鳴らす試みとしては意味があったのかも、という肯定的な気持ちも大きくなってきた。
何に対して警鐘をが鳴らしたのか具体的に言えば、巷のアニメ感想の主流のタイプ…「あらすじ+ツッコミ(+キャプ画)」に終始するようなやり方に対して、だ。

あらすじ…ストーリーというのはあくまで文字情報中心のものなので、これに注視しすぎてしまうと映像作品ならではの視覚情報に対して眼が曇りがち
ツッコミ…草(www)を生やして笑ったりするだけのような刹那的なツッコミ反応を、感想の要と考えがち
キャプ画…動画でなく静止画としての巧拙に注視しがち

どれも、読む側のわかりやすさを考慮していると言う利点はあるものの、やっぱり映像作品の感想としては欠点が多すぎる。
こうならないために、やっぱり動画ならではの見方…カット分析が必要なのだろう。
そのことを視聴者に伝えるために、「同じ話で違う絵のアニメを数週にわたって流す」というのはいいやり方だとは思う(注※観ていて単純に面白いかどうかは別の話)。

自分も気を付けていきたいとは思っているが、専門的な知識も経験もないために、カット分析の真似事かそれ以下のものしか書けない。このままだと歯がゆいとは思っていても、奮起するほどの気概も無いのが俺のダメなところである(また安易な自己批判で今度こそエントリ終了)。

コメントの投稿

非公開コメント

アクセスカウンター
twitter
プロフィール

Solidrb

Author:Solidrb
自他ともに認めるMGS(メタルギアソリッド)フリークス。
その証拠に、当初はもっと幅広く話題を扱おうかと考えていた(←大嘘)このサイトも、ずるずるとMGSネタオンリーブログになりかけてきている。

SFを中心に、様々な作品に触れようと目論んでいる。
が、生来のヘタレゆえ、なかなか数がこなせない。

twitterや読書メーターもやっているので、そちらにも是非いらしてください。

○注意書き
・コメント、拍手
常に餓えておりますので、古い記事にもぜひ気軽にどうぞ。名前欄はテキトーでもおkです。
(今後どうなるかはわかりませんが)全レス主義で臨みます。
コメントは承認制を採っていますが、スパム以外は基本的に消さない方針です。

・トラックバック
コメント同様、承認制ではありますがお気軽にどうぞ。
ただし、記事内容と関連性の無い宣伝トラックバック(※どう見てもツールでキーワード検索かけて貼っただけの、商業的性格が強いものなど)については削除することにしました。

・リンク
ご自由にどうぞ。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
読書メーター
TCrbの最近読んだ本
応援中
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。