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2010年読書記録、あとベストテン(1月18日追記)

○序文
あけましておめでとうございます。七草粥も食いおわり、2011年も本格的に始まりましたね。
しかしほんとまじでお久しぶりです。一応生きてました(twitter見てる方はわかるでしょうが)。
FC2ランキングから「更新どころかログインすらしてないから登録抹消すんぞ」って連絡がきました。まぁランキングに登録したところでどうせアクセス数は(以下略)

○説明
さて、今回は、去年(2010年)に読んだ本を晒します。ええ、読書メーターの機能に頼り切った日記です、大統領(ミスタープレジデント)。
年始の頃にゃ「せめて1年100冊の大台は突破したいな」と思っていたんですが、そうもいきませんでした。1年で54冊。大体、一週間に一冊のペースですね。なんだかなぁ。一冊読むごとに二冊増える積み本。崩れる日は来るのか。神は崩せと言っている。ウカムルバス。
数がすべてではないけれど、どうも少ない。読みたい本はまだまだある。そして、数が少ない代わりに精読出来ているかというと、かなり怪しかったりします。どれでもいいから一節を諳んじてみろとかあらすじ要約してみろ、とか言われたら、しどろもどろになること請けあい。なんか最近、集中力のダウンが激しいンですよね。どうにかならんか。
SFからも離れ気味。古典や新作をスルーして(嗚呼)、それらの中間に当たるニューウェーブやサイバーパンクに突撃してますが、それもあまり進んでなかったり。
SF以外でも、欧米やロシアの古典にも疎いままだし、ラテンアメリカ文学なんかも面白そうだし(丁度バルガス・リョサがノーベル賞取ったね)、そもそも「読まなきゃ」って感覚に追われすぎるのって不毛なんじゃないかしらとか悩んだりなんなりする今日この頃。でもまぁ色々触れて、感性を養っていきたいものです(こればっか言ってるな)。

○内訳
読んだ本の内訳としては…、
・海外小説(主にSF・冒険)…19冊
・国内小説(々)…16冊
・銀河英雄伝説…14冊
・海外実録物(ていうか軍事)…4冊
・国内随筆…1冊
というわけで、銀英伝大勝利。あとフォーサイス。

○選抜
どうせだから小説ベスト10とかやっちゃいますか。やっちゃいましょう。単行本を2009年以前に読んだ作品(というか文庫化された伊藤計劃小説)は対象外ということで。
普通「2010年ベスト」って言ったら2010年内に出た本を評するのが常識なんだろうけれど、新刊の読書数が非常に少ないので、その常識をぶち殺させていただきます。
では、以下、読んだ順。寸評付き。


・1984年(ジョージ・オーウェル)
『動物農場』も読んだ(付録・注釈も)のだが、やっぱり単なるソ連批判ものとはとれなかった。もちろん契機としてはスターリニズムへの反発があったのだろうし、ビッグブラザーやナポレオンが誰に似てるかは明白なのだけれど、言語を単純化することで思想を誘導し、単純な独裁・隷属トップダウン方式を脱却し、外部の恐怖を前提とした統制に関しては、国家システムの運用手段として普遍的であり、その極致を創出する手段としてのSFなのではないか。ちなみに村上春樹の1Q84は読んでない。

・太陽の帝国(J・G・バラード)
「自伝的小説」とは自伝そのものではなく、回想と想像の溶け合う様相において、まぎれもなく小説である。太平洋戦争当時の上海を、終末的で緻密な描写によって再構築した作品。残酷だけれど美しい。そんな世界を構築する方法論は、純文学と言うよりSF寄りだと感じた。伊藤計劃『虐殺器官』の一節で語られていたように、(ストーリー展開自体は原作に忠実な)映画版とは結構印象が違う。原作は「画面いっぱいに蠅が飛び交うような、終末観の漂う」イメージ。映画版は戦時下における少年の成長(ショタベール可愛い)を爽やかに描いたイメージ。
(1月18日追記、追記欄へ)

・闇の奥(ジョゼフ・コンラッド)
映画から来ますたその1。アポカリプスナーウ。「気の狂った文明人を追って、未開の地の深淵へと遡る」というプロットはこれまでいくつか見たけれど、近代におけるその原点なのだろうか。古典新訳文庫で読んだんだけど、岩波版なども読んでみたいですね。原書?えいごわかんないよう(泣笑)。

・悪童日記(アゴタ・クリストフ)
日記調の簡素な文体で、双子の少年達が戦火の街を強かに生き抜く様を描き出す。舞台は独ソ戦下のハンガリーだと思われるが、あえてそう明言はされてないからこそ20世紀の暗黒の一般性が強調されていると思う。一人称「ぼくら」の用い方が何より凄い。

・銀河英雄伝説(田中芳樹)
自分はヤン派。ラインハルトさまはなんかギラギラしてて(謎)苦手なのですわ。ユリアンがヤンを、ヤンがユリアンを見つめる視線、そして「後世の歴史家」からの彼らへの評。機能不全を起こしている組織や国家への、冴えた皮肉。艦隊戦よりも、そういった部分が好み。地味だけど、ヤン・タイロンのテキトーっぷりと息子との相似など、小エピソードもいい。あと歴代皇帝残虐物語。ルドルフ大帝のやること古めかしさには逆に惚れ(違)た。宇宙世紀にロボトミー手術っておま。

・スキズマトリックス(ブルース・スターリング)
サイコーに読みにくい(これについてはニューロ等と違い翻訳も気に入らない)が、宇宙時代に広がっている多様な生活形態は見もの。基本的には生体工作者(バイオ的人体改造派)と機械主義者(サイボーグ的人体改造派)の対立の構図を取っているが、分派も例外もたっぷりあって何が何だか。主人公リンジーの一世紀以上にわたる漂浪、その果てに見たものにちょっとしみじみ。

・ジャッカルの日(フレデリック・フォーサイス)
映画から来ますたその2。狙撃手とフォーサイスがマイブームだったので。ジャッカルがあくまで紳士然としていた映画版から受ける印象とは違い、実は彼が紳士ワナビだったことがさらりと明かされたりするのだが、まぁそれはいい。ジャッカルホール(婉曲表現)の安否に気がとられるのだが、それもいい。調べつくし、備えつくし、致命の一瞬を待つ。それでこそ暗殺者。それでこそスナイパー。いつかヨーロッパに行ったあかつきは、ジャッカルツーしたいよね。足跡辿るの。レンタカーのシャーシの裏側にナゾの鉄パイプを隠して。

・マルドゥック・ヴェロシティ(冲方丁)
個人的にどうも賭け事が苦手なために(笑)ノリきれなかったスクランブルより、ケレンの利いた暴力が吹き荒れるこっちのほうが好き。スラッシュやイコールを多用した無機的な文体と、前作の巨敵ボイルドが虚無へと落ち行く様のシンクロが素晴らしい。

・カウント・ゼロ(ウィリアム・ギブスン)
『ニューロマンサー』の続編。コーネルの箱をモチーフとした美術品探求、二度も章題に使われる「栗鼠の森」、懐古や感傷が意外としみる小説である。ボンクラ的には主人公の少年ボビィ、自称「伯爵(カウント)ゼロ」のダメっぷりに萌え萌え。その中二病丸出しな自称、エロ動画を見ようとしてやらかした致死級の失敗、そして謎の電脳美少女に救助され、童貞丸出しの言動連発、最後にちょっと活躍。というわけで、randam_HEXAの同人誌にも書いてあったように、なんというかラノベっぽい(笑)。続編にもロリっ子が出るんだぜ。しかもヤクザの幼い一人娘で、ハーフの日本人で、ちょっと百合属性もあったぞ!

・寒い国から帰ってきたスパイ(ジョン・ル・カレ)
冷戦下、東ドイツの防諜副長官ムント抹殺の為、あえて困窮に身を落してまで作戦に従事する英国工作員リーマスの悲哀。疑いに疑いを重ね、意図を読み合う中盤はややダレてる気もするが、「休暇の無い役者」としてのスパイの過酷さにはハラハラ。それより何より、小島秀夫監督による推薦文にも書いてある通り、ラストシーンが圧巻。俺の中でのベスト・オブ・フラッシュバック。あ、映画版はまだ見てないんだぜ。

○全貌
読書メーターの機能を利用した、2010年読了リスト。最後に読み終えたものから順。これまた寸評ついてるものはついてます。最近書評はこっちに書くことが多いです。ブログより短し、ツイッターより長し。わりと使いやすい。

2010年の読書メーター
読んだ本の数:54冊
読んだページ数:19364ページ

結晶世界 (創元SF文庫)結晶世界 (創元SF文庫)
ひたすら繰り返される、幻想的な結晶化した世界の描写。河の遡上を主とした弛緩したストーリー展開や、未開のアフリカの描写(原住民への視点含め)等はやはり『闇の奥』を思わせるのだけど、社会と言うより世界を見た小説なので、一概には言えない。残酷ながらも美しい滅びのイメージには翻弄された。でも終盤のアレには「オクトパシーかよ!」と突っ込んでしまった。すいませんつい。
読了日:12月31日 著者:J・G・バラード
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)
ハーモニー文庫化ついでに再読。伊藤計劃作品としてはオリジナル長編との文体やSF観の違い等から、これまでは過小評価していた気もする。しかし、同人誌やブログ、そして一人称視点小説で「物語る行為」そのものに真摯であった氏の作風を思うに、オタコンの視点を用いて、戦いに赴いたスネークのSENSEを細やかに追い、そして伝えようとしたこの小説は、やはり氏の作品を物語るに欠かせないことを再認識できた。「視点ブレが激しい」ととられかねないオタコンの語り口には、人の営みを言葉として紡ぐことの価値が歌いあげられている。
読了日:12月30日 著者:伊藤 計劃
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
文庫化&twitter読書会&漫画化一か月前記念に再読。
読了日:12月30日 著者:伊藤計劃
吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
さほど吸血鬼ものに触れてきたわけでもないけれど、源流を探ってみたくなったので。映画等で象られたイメージとは異なる伯爵の異相、伯爵との対決を通して純化される神への信仰心、狼と蝙蝠と霧を媒介とした恐怖のイメージなど、学ぶところ多く。ところで、みんな手紙や日記書くの早すぎなので、ブログすらろくに更新出来てない自分には辛い(笑)。
読了日:11月23日 著者:ブラム ストーカー
寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)寒い国から帰ってきたスパイ (ハヤカワ文庫 NV 174)
中盤の聴取を中心とした展開はいささか平坦だけれど、査問会において明らかになっていく“作戦”の構図、利用し利用される立場の人々の蠢き、非常に引き込まれる。印象的な場面は、「演技が生業である点では役者や詐欺師と同じ。しかし彼らと違い、日常にあっても演技を解くことはできない」とスパイの過酷さをとく箇所、それと何より、フラッシュバックが劇的なラストシーンか。
読了日:11月05日 著者:ジョン・ル・カレ
動物農場―おとぎばなし (岩波文庫)動物農場―おとぎばなし (岩波文庫)
読了日:10月24日 著者:ジョージ オーウェル
ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録 (ハヤカワ文庫NF)ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録 (ハヤカワ文庫NF)
スカッドをスカッと、などと下らない予想を立てていたけどそんなことは無かったぜ。映画のようにはいかない。看板に偽りなしの壮絶な記録。一番気に入った場面は、390ページ、過酷な捕虜生活のなかで覚束なくなってしまった日にちを、新聞で確認するところ。イラク兵が多国籍軍の空爆を非難する目的で、著者に新聞を見せつけるのだが、かえって時間感覚を回復させ、ひいては生存意志を吹き返させてしまったわけである。
読了日:10月20日 著者:アンディ マクナブ
モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)
ガジェット勝負ってだけじゃなく、プロットも編まれてる。主人公は4人、それらの道筋が一つになっていく様は前作以上に気持ちがいい(剃刀女に功労賞を)。終盤など、まさに“ニュー・ロマンティック”。東京、ロンドン、スプロールの三大都市における「ゴミ」の考察など、現代的な都市感を写し取っている。電脳空間の描写がより鮮明になり、作中世界の技術進歩と、現実におけるサイバーパンク的な下層への技術浸透社会の非到来を思ってしみじみ。これで三部作(+クローム)を読み終えたわけだけど、今からだと他作品がなかなか手に入らん(泣)
読了日:10月19日 著者:ウィリアム・ギブスン
カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)
傭兵ターナー、画商マルリィ、童て…伯爵ボビィ。三人の主人公を据えており、それらの行動目的が終盤に一筋に定まって行く様も気持ちがいい。このような複数主人公構造や、どうにも冴えない思春期少年を主人公としたボーイミーツガール要素を採っていることもあり、前作よりハマりやすいかも。「箱」の真相や終章の栗鼠など郷愁を呼び起こす事物が多く描かれ、作中で言う「ジャンプ」(=進化と成長のための飛躍)と対比されて、なおさらしんみりさせてくれる。
読了日:09月25日 著者:黒丸 尚,ウィリアム・ギブスン
紫色のクオリア (電撃文庫)紫色のクオリア (電撃文庫)
読了日:09月15日 著者:うえお 久光
マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 3 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:09月08日 著者:冲方 丁
マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:09月07日 著者:冲方 丁
マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
読了日:09月02日 著者:冲方 丁
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
読了日:08月27日 著者:森見 登美彦
フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
読了日:08月27日 著者:賀東 招二
戦争の犬たち (下) (角川文庫)戦争の犬たち (下) (角川文庫)
読了日:08月27日 著者:フレデリック・フォーサイス
戦争の犬たち (上) (角川文庫)戦争の犬たち (上) (角川文庫)
読了日:08月16日 著者:フレデリック・フォーサイス
コンラッド短篇集 (ちくま文庫)コンラッド短篇集 (ちくま文庫)
読了日:08月08日 著者:ジョウゼフ コンラッド
ティファニーで朝食を (新潮文庫)ティファニーで朝食を (新潮文庫)
読了日:08月01日 著者:トルーマン カポーティ
ジャッカルの日 (角川文庫)ジャッカルの日 (角川文庫)
読了日:07月26日 著者:フレデリック・フォーサイス
銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼 (創元SF文庫)銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼 (創元SF文庫)
読了日:07月26日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮 (創元SF文庫)銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮 (創元SF文庫)
読了日:07月23日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光 (創元SF文庫)銀河英雄伝説外伝〈3〉千億の星、千億の光 (創元SF文庫)
読了日:07月20日 著者:田中 芳樹
フルメタル・パニック!11  ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
読了日:07月19日 著者:賀東 招二
四畳半神話大系 (角川文庫)四畳半神話大系 (角川文庫)
読了日:07月18日 著者:森見 登美彦
神の拳〈下〉 (角川文庫)神の拳〈下〉 (角川文庫)
読了日:07月17日 著者:フレデリック フォーサイス
神の拳〈上〉 (角川文庫)神の拳〈上〉 (角川文庫)
読了日:07月12日 著者:フレデリック フォーサイス
ゲバラ日記 (角川文庫)ゲバラ日記 (角川文庫)
読了日:07月05日 著者:チェ ゲバラ
銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫)銀河英雄伝説外伝〈2〉ユリアンのイゼルローン日記 (創元SF文庫)
読了日:07月05日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説外伝〈1〉星を砕く者 (創元SF文庫)銀河英雄伝説外伝〈1〉星を砕く者 (創元SF文庫)
読了日:06月27日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説 〈10〉 落日篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説 〈10〉 落日篇 (創元SF文庫)
読了日:06月21日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説〈9〉回天篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈9〉回天篇 (創元SF文庫)
読了日:06月18日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説 8 乱離篇 (8)(創元SF文庫 た1-8)銀河英雄伝説 8 乱離篇 (8)(創元SF文庫 た1-8)
読了日:06月14日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説〈7〉怒涛篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈7〉怒涛篇 (創元SF文庫)
読了日:06月10日 著者:田中 芳樹
スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)
読了日:06月07日 著者:ブルース・スターリング,小川 隆
銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (創元SF文庫)
読了日:06月03日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫)
読了日:05月28日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)
読了日:05月25日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫)
読了日:05月16日 著者:田中 芳樹
銀河英雄伝説〈2〉野望篇 (創元SF文庫)銀河英雄伝説〈2〉野望篇 (創元SF文庫)
読了日:04月27日 著者:田中 芳樹
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
読了日:04月27日 著者:アゴタ クリストフ
狙撃手(スナイパー)狙撃手(スナイパー)
読了日:04月20日 著者:ピーター ブルックスミス
ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
読了日:04月15日 著者:S-Fマガジン編集部
シェパード (角川文庫)シェパード (角川文庫)
読了日:04月11日 著者:フレデリック・フォーサイス
陽気な黙示録―大蟻食の生活と意見‐これまでの意見編 (ちくま文庫)陽気な黙示録―大蟻食の生活と意見‐これまでの意見編 (ちくま文庫)
読了日:04月06日 著者:佐藤 亜紀
戦場の掟戦場の掟
読了日:03月28日 著者:スティーヴ・ファイナル
伊藤計劃記録伊藤計劃記録
読了日:03月21日 著者:伊藤計劃
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)
読了日:03月17日 著者:塩野 七生
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:03月09日 著者:桜坂 洋
ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫)ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫)
読了日:03月06日 著者:三枝 零一
闇の奥 (光文社古典新訳文庫)闇の奥 (光文社古典新訳文庫)
読了日:02月24日 著者:ジョゼフ コンラッド
太陽の帝国太陽の帝国
読了日:02月05日 著者:J.G.バラード
龍盤七朝 ケルベロス 壱 (メディアワークス文庫 ふ 1-1)龍盤七朝 ケルベロス 壱 (メディアワークス文庫 ふ 1-1)
読了日:01月14日 著者:古橋 秀之
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
読了日:01月12日 著者:ジョージ・オーウェル

読書メーター


それじゃ、また、いずれ、な…。
○余談
最近気付いたことなんですが、いや、前から気付いてたことなんですが、どうもいちいち予防線張り過ぎなんじゃないかと思うンですよ、僕の文章。
↑この一文も「前から~」の節がその例に漏れませんが。
理由としては、「退路も作らずにあまり力強いことを言って突っ込まれるのが怖い」「自分で突っ込んでおけば多い日も安心」というのがあるんですが、そのせいであまりクドくなりすぎるのもどうかなぁ、と最近思うんです。
それに、読まれた方に突っ込まれてこそ、書く側の成長があるものでしょうし。ちょっと臆病すぎたかなぁ、と。
同様に、物を評する時に「巧拙」を「好悪」でいいかえる癖もあります。「あくまで、個人的な好き嫌いの感情であって、決して下手糞だと大上段にぶったぎってるわけではありませんよ」ってわけですね。これもなんだかまどろっこしい。
このへんの改善も今年の小さな課題の一つでしょうかね。ともあれ、今年もよろしくお願いします。


○追記(1月18日)
『太陽の帝国』に関して、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の元ネタではないかという話を見かけました。自分は太陽の帝国(原作)→太陽の帝国(映画)→0080、の順で鑑賞し、それらを見ている間は類似をさほど意識していなかったのですが、言われてみればたしかになるほど、と。
平和な植民地を巻きこむ遠方の戦乱、敵国の兵器に憧れる少年、敵の新兵と少年との交流と別れ。
しかし、0080と「似ている」のは、あくまで映画版に限った話ではないでしょうか。
(※自分が0080鑑賞中に意識しなかった理由としても、先に触れた小説版の印象が強かったことが挙げられます)

例えば、映画版では主人公ジムが「ナニカノマチガイデスヨ。ワタシタチハニホンノミナサントトモダチデス」と拙い日本語で日本兵に許しをこう場面があります。収容所の辛い生活を、前向きな知恵と勇気によって健気に生き抜く少年といえるでしょう。
しかし小説版における彼は、収容所の勢力図の中をうまく立ち回り、健気と言うよりは強かに生き抜く少年として描かれています。自らの本来の所属である英国人の伝統主義を見下し、それよりも米国人の実利主義を取り入れ、そして日本人の克己心を敵ながらに尊敬する、といった、まさに「強か」という形容の似合う少年です。

また、0080のバーニィと対比されうる若い零戦パイロットとの交流に関しても、小説ではあれほど感傷的ではありません。
原作は、日本軍が撤退し収容所から開放されたというのに、ジムは結局居場所を見つけられずに収容所の跡地に戻ろうとし、その後租界に戻り両親と再会し英国へ旅立つことになっても強烈な違和感を覚え続けている、という流れ。
映画は、開放後から両親の再会までは比較的さらりと進み、ジム少年の収容所への帰属意識はかなり薄いと見受けられます。
この間のジムの心情変化の特異点として、件のパイロットが配置されているのですが、彼の死への処理の仕方には明確な違いがあります。原作では、殆ど始めから諦めたような様子で、彼を殺したプライス中尉に流されています。映画では、友情の喪失を素直に恐れて必死に蘇生を試みています。

そのように、比較的ドラマティックなエピソードが目立つ映画版に比べ、原作は終末感漂う上海の租界・市街・港南・収容所を執拗に書き込み、作者独特の「残酷な美しさ」を前面に押し出しています。

所属と終末を旨とした原作。成長と反戦を旨とした映画版。自分はどちらもそれぞれに傑作であると考えていますが、ストーリー展開それ自体には大きな違いの少ないながら、描こうとしたものについては決定的な違いが見られる、面白い例でしょう。『0080』との類似も、そのことを考える一助となるのではないでしょうか。

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豊かな読書量、俺も頑張らねば。
悪童日記面白そうね、紫色のクオリアとかも。
動物農場と1984の関係の読み方についてはいずれじっくり。

Re: タイトルなし

> WADさん
たしかに自分としては一番量をこなせた年ではありました。
悪童日記は簡素な文体でさらっと読めます。だからこそ内容の重さが響くのですが。続編もあるそう。
クオリアは百合もあって楽しかったんですが、自分イーガン・チャンや「ジョウント」の元ネタであるところのベスターとかには疎いんですよね。
動物農場はわりとモロソ連批判かな、と思ったんですが、1984はどうも違うかなと。そんなかんじです。またいずれ。
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プロフィール

Author:Solidrb
自他ともに認めるMGS(メタルギアソリッド)フリークス。
その証拠に、当初はもっと幅広く話題を扱おうかと考えていた(←大嘘)このサイトも、ずるずるとMGSネタオンリーブログになりかけてきている。

SFを中心に、様々な作品に触れようと目論んでいる。
が、生来のヘタレゆえ、なかなか数がこなせない。

twitterや読書メーターもやっているので、そちらにも是非いらしてください。

○注意書き
・コメント、拍手
常に餓えておりますので、古い記事にもぜひ気軽にどうぞ。名前欄はテキトーでもおkです。
(今後どうなるかはわかりませんが)全レス主義で臨みます。
コメントは承認制を採っていますが、スパム以外は基本的に消さない方針です。

・トラックバック
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ただし、記事内容と関連性の無い宣伝トラックバック(※どう見てもツールでキーワード検索かけて貼っただけの、商業的性格が強いものなど)については削除することにしました。

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