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『蛇とメガネ』第0401回「初めての」

お世辞にも、理想的な出会いとは言えなかった。
彼は全身に警戒心を漲らせ、僕はと言えばあまりの恐怖に下半身から、
いや、それについては思いだしたくはない。
でも、とにかく、あのときスネークと出会わなければ、きっと今も僕は、あのアームズテックの研究室で、せっせと悪魔の兵器を産み、そして無邪気に喜んでいただろう。
僕のメタルギアは平和をもたらす発明なんだ、そう純粋に信じたままで。
考えるのも恐ろしいことだ。そりゃ、こんな仕事をしている今だって、恐ろしいといえば恐ろしい。けど、外の世界に目を向け立ち向かうこと、内の世界に閉じこもり何も考えないこと、どちらに価値があるかは言うまでもない。
それに、正直に言って今の僕は、このスリルを楽しんでしまってすらいるくらいだ。
強さと疲れと優しさを秘めたブラウンの瞳に僕の顔を映す彼は、僕に新しい世界を開いてくれたんだ。
そして今僕は、いや僕らは、さらなる新世界を拓こうとしている。
少し怖い。僕はそれを和らげようと、
「スネーク、その…、やさしく
なぜか、言葉が詰まる。小さな怖れは和らぐどころか、さらに大きな恐れを招く引き金になってしまった。
さっきも思い起こした、スネークとの出会いの時のことだ。

気の触れたサイボーグに、僕は刀を突き付けられていた。数インチ先に迫った死。その恐怖は、まったく未知のものだった。だが、現在の僕が抱いてしまった恐れは、それとは別のことに対するものだ。
スネークは未だ、あのサイボーグとの記憶の中に囚われていて、目の前に居る僕なんて見ていないのではないかという疑念だ。それが、ほとんど恐怖として僕の前にのしかかったのだ。
サイボーグは、その機械化された肉体が、加工された音声が、生物的な不自然さを助長するどころか、人間を超えた存在感を引き立てていた。ほとんど妖美といってよかった。
しなやかに狂う相手に向かい、スネークは力強さをもって対していた。
その二人の、一体感。僕の脳裏にこびりついたままだ。
対して、僕は何をもってスネークと繋がっているのだろう。
僕は、父と妹に対しては家族としての、そして世界に対しては科学者としての、罪を負ってしまっている。償いきることはできない。そう、死者はもう誰を赦すこともできないからだ。
スネークも同じだ。償いえない罪を負っている。その共通点が、彼に惹かれ、繋がろうとした理由の一つであることは否めない。
でも、僕の罪は現実を見つめなかったゆえの罪だ。スネークの罪は、あまりに現実を、それも狂気に満たされた現実を見なければならなかった故の罪だ。
本意で無いとは言え多くの敵をその手に掛けてきたスネーク。彼が負った罪は、文字通り僕の罪とは比べ物にならないほどの現実感で彼を苛んでいるのだろう。
あのサイボーグ…グレイフォックスも、スネークに命を奪われた一人だ。
でも、グレイフォックスはスネークを最も狂おしく求め続けた一人でもある。
もちろん、戦場の、圧倒的な現実感を通して、求め合ったのだ。僕には、かなわない。

「オタコン!オタコン!しっかりしろ!」
僕ははっとして、ぼやけた焦点を合わせようとする。眼鏡を直そうと手を顔に伸ばし、掛けていないことにやっと気づく。ベッドに入る前に外していたことを忘れていた。
伸ばす先を失った右手。いや、まだ失ってはいない。この手で、彼との距離を確かめよう。
「スネーク…?」頬に触れる。不精ひげがちくちくと痛いけど、気持ちいい。
やっと焦点が合い、安心するスネークの顔が見えた。
「どうしたんだ一体。酷い顔色だったぞ。」
「すまない、スネーク。少し…昔怖かったことを思い出しちゃって」
嘘だ。怖いことを思い出したから、ではなく、スネークの僕への想いに疑いを持ったから、だ。嫉妬してもしきれないやりきれなさが僕を襲ったからだ。全く、最低だ、こんなときに。
「オタコン…」
スネークは少し悲しそうな眼をしていた。覚られたのかもしれない、そう思って僕は逃げ出してしまいたくなった。そのとき。
スネークが唇を重ねてきた。



………。
……。
…。
こんなとこ読んでも、続きのエロシーンなんて無いですよ?
まったく、えっちなんだからぁ☆








いや、すいませんでした。
ええ、その、折角だからエイプリルフール企画でもやってみようかと思って。
とりあえず、好きなキャラということで、スネオタをやってみようかと。
いや、特に腐男子とかいうわけでもないんですがね、ええ。
でも、妙に真面目な回想ばかりになってしまった上、キスシーンで終わってしまいました。
勿論、このブログは全年齢対象だからですとも、ええ。
書いてて恥ずかしかったからとかじゃないですって。
所詮筆者はDTだからとか関係ないですって。

小説らしき物を書いたのはほぼ初めてなので(言い訳)、アレな文章ですいません。
許して下さい本当に。
ていうか読んでくれてありがとうございました。

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Solid先生の処女作、楽しませてもらいました。
次回作にも期待。

Solid君最近だらしねぇな?

>udkさん
ご愛読ありがとうございました。
ゆくゆくはスネオタで部誌を乗っ取ろうとして阻止され、「作者急病としか思えない内容だったので休載です」と書かれるくらいに頑張りたいです!

>azegaさん
あぁん?卑猥か?
手持ちのエロゲーの主人公とヒロインの名前を書き換えるなどの姑息な手段を使ってでも続きを書こうとか構想してましたが、諸事情により取りやめました。

ところで、ただでさえ少ないこのブログのアクセス数が、エイプリルフールは激減してましたw
なんと、来たのはたぶん僕ら3人くらいw
地雷は踏んで処理するお二方に敬意を!

No title

俺もブログやろうかな。
時代遅れのジャンプ感想とか。

No title

>誰かはわかるけど、特定しづらいのでできれば名乗ってほしい
いいんじゃないですか。
目指せいえっささん並みの人気ブログ。
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その証拠に、当初はもっと幅広く話題を扱おうかと考えていた(←大嘘)このサイトも、ずるずるとMGSネタオンリーブログになりかけてきている。

SFを中心に、様々な作品に触れようと目論んでいる。
が、生来のヘタレゆえ、なかなか数がこなせない。

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