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ターミネーター4(Terminator Salvation)

公開日の13日に映画館で見てきましたよ、T4!

・あらすじ
超高性能軍事コンピューター・スカイネットが核戦争を起こし、人類絶滅計画を開始した「審判の日」。
それから11年が経った2018年、人類の救世主となることを宿命づけられた男・ジョン・コナーは、抵抗軍の小隊長として活躍していた。
同じころロサンゼルス郊外の荒野で、15年間も眠らされ続けてきた男・マーカス・ライトが目覚める。
”のちにコナーの父親となる少年”カイル・リースは、機械軍の最重要暗殺ターゲットとしてリストアップされていた。
対スカイネット総攻撃計画が抵抗軍上層部で進行する中、コナーとライトは出会い、ともにカイルの保護を目指す。

・原題や他シリーズとの関係について
salvationは、キリスト教でいう「原罪からの救済」。「審判の日」後の人類の希望を示しているのだろう。
また、4(salvation)と3との時間関係については、4を見る限りは直接連続していると見て問題ないだろう。「パラレルワールドだ」との談話も一応あるみたいだが。
海外ドラマ版のターミネーター・サラ・コナークロニクルズと3・4はパラレルワールドということでおkらしい。

結論から言うと、凄く良かった。
序盤の見せ場であるコナー隊と機械軍の死闘を見た時点で、これは良さそう!と予感したのだけど、この予感が確信に変わったのは、
・辛くも生還したジョンに妻ケイトが抱きつく→即、マーカスがさ迷う荒野へ場面転換。
ここだった。
なるほど、無駄な夫婦愛描写をせず・男臭いままに・アクション映画然として締めくくってくれそうだな!と確信したわけだ。ケイトファンには悪いけども。

一言で言えば、綺麗な方針転換に成功している、というところ。

1、2、3と一貫して、一体のロボに追われるスリルを描く映画だったわけだが、審判の日を経た物語である4はその路線ではもういけない(当然だが)。
てなわけで4では…
様々な種類のおっそろしいメカがあちこち蔓延っていて、
追うものと追われるものの構図はあちこちで見られ、
だが人類は追い詰められていても抵抗する力を失わず、
ただし、追われるだけの者はすぐに餌食にされる。
…そんな荒涼とした世界が描かれる。

逃げても逃げても追われる恐怖感…シリーズの主軸であった要素は、あくまで部品の一つとして凝縮された。
コナーの戦闘は快進撃とはいかず、何度も危険に襲われるが、それでも恐怖に惑わされることなく、決して逃げようとはしない。
コナーの行動だけを見ても、映画全体を見ても、「恐怖」への向き合い方を根本的に変えてきたことがわかる。

今までのシリーズで描かれた恐怖は、大きく分けて二つ。
「圧倒的な強さのターミネーターが、逃げても逃げても追ってくる」恐怖と「スカイネットを何とかして止めねば核で世界が終わる」恐怖。
3はどちらの恐怖についても、2に比べると中途半端な描き方であった。そして、その半端さがラストの締まらなさ(話的にも絵的にも)に表れてしまった。

4では、どちらの恐怖も形を変えざるをえなかった。
逃げと攻めのバランスは大きく変えなければならないし、そもそも世界は一度終わっている。
制作陣は、潔く変えることに躊躇しなかった。

今までのシリーズと違う描き方を徹底することで、前作で感じた物足りなさをぶっとばしてくれたわけだ。
実に6年越しだが(T3観に行って「ビミョーだった」みたいなビミョーきわまりない感想を交わしていた頃が懐かしい)。

生意気そうな美少年だった2のエドワード・ファーロング、妙にフツーの人になっちゃった3のニック・スタールときて、今回のコナーはクリスチャン・ベール。
ガン=カタでばったばったとはいかないどころかむしろやられまくるのだが、闘志が全くブレないさまが実に渋くて、いい男。うほっ

文字通り北斗の拳状態の世界をうろつき、人類を狙いつづけるメカの数々も面白い。
人型マシーンの初期型であり、まだ人間らしい皮膚を持たず、金属骨格まんまな外見のT-600。そのデカさとどこか単調な動きは、T1の終盤を彷彿とさせる。
人々をとっ捕まえる巨大ロボ・ハーヴェスター、とっ捕まえた人間を輸送する飛行船・トランスポーター、捕りこぼしを追跡するバイク型マシーン・モトターミネーター、水中用のハイドロボット、偵察用のハンターキラーなどなど、バリエーションが様々。
もちろん、おなじみT800(某州知事)も登場する。

そんなわけで、方針転換の成功。大いに評価したい。
「新三部作」構想らしいので、次以降にも期待する。

敢えて悪いところを言えば、機械・人類共に内情が見えてきた分、それぞれについての細かい疑問が気にならなくもないってとこだろうか。
例えば、機械側が施設を構築する方法とか、人間側での国家概念はどうなってるのか、とか。
かなりどうでもいいというか、描いたら描いたで蛇足必至だけども、もし設定があるならば知りたい。映画以外の媒体(設定集とか小説とか)で書いてくれてもいいので。

ところで、そろそろタイムトラベル技術が物語の鍵になるだろう。
5(すでに制作決定してるらしい)あたりはそのへんを巡る攻防戦だったりして?


・余談
やられてもやられても潜入任務、ってシチュエーションは大好きだ。
まぁ、俺のシュミを知っている人には言うまでもないことだけど…。
エヴァ破の前売り券(1,300円で小冊子付き)もついでに買ってきたので、次の映画鑑賞の用意は万全なり。

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